山手正史

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山手 正史(やまて まさし、1956年8月7日 - )は、日本の法学者。専門は商法、国際取引法。慶應義塾大学法科大学院教授。岩崎稜門下。日本において国際取引法学という学問分野を構築した先駆者の一人であるが、本人は国際取引法学者と呼ばれることを好まず、あくまで商法学者であることにこだわっている(注1)。早くから国際物品売買契約に関する国際連合条約(CISG)への加盟を促す多くの論稿を発表し、同条約の日本での発効を実現した立役者の一人でもある。

経歴[編集]

主要著作[編集]

  • 「lex mercatoria についての一考察(1)(2・完)」大阪市立大学法学雑誌33巻3号・4号(1987年)
  • 『国際売買法〔現代法律学全集60〕』(共著、青林書院、1993年)
  • 『セミナー商法』(共著、日本評論社、1996年)
  • 「西原寛一の商法学」倉沢康一郎=奥島孝康編『昭和商法学史〔岩崎稜先生追悼論文集〕』(日本評論社、1996年)
  • 『岩波講座・現代の法7〔企業と法〕』(共著、岩波書店、1998年)
  • 「ウィーン売買条約(CISG)」私法70号(2008年)

その他[編集]

外部リンク[編集]