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宇木汲田遺跡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
宇木汲 田遺跡の位置(佐賀県内)
宇木汲 田遺跡
宇木汲
田遺跡
位置
出土した弥生時代中期の糸魚川産ヒスイ硬玉)製勾玉(佐賀県立博物館所蔵)

宇木汲田遺跡(うきくんでんいせき)は、佐賀県唐津市宇木にある弥生時代を中心とする遺跡

概要

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縄文時代晩期末~弥生時代前期の貝塚と弥生時代前期後半~後期の甕棺墓を中心とする[1]。出土品の一部は1960年に国の重要文化財に指定された。これまでに細形銅剣、細形銅戈、細形銅矛多鈕細文鏡銅釧管玉勾玉、銅鐸舌などが出土している[2]1966年九州大学パリ大学などにより行われた調査で、縄文時代晩期末の柏崎式(夜臼式)土器単純層から炭化米が見つかり、稲作が縄文時代に遡る可能性が指摘された。また、1984年に九州大学が貝塚を調査したところ、柏崎式(夜臼式)土器単純層から完形台付き鉢土偶などが見つかった。

所在地

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佐賀県唐津市大字宇木字汲田・瀬戸口

遺構概要

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10次にわたる発掘調査により、弥生前期から弥生後期の甕棺墓129基、土壙墓3基が検出されている[3]

遺物概要

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銅剣、銅戈、銅矛、銅釧、銅鏡(多鈕細文鏡)、勾玉、管玉、弥生土器石斧、などが出土[3]。うち、細形銅剣2口、細形銅矛2口、勾玉、管玉が「肥前唐津宇木出土品」として1960年に国の重要文化財に指定されている[4]

脚注

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  1. ^ 倭人伝の道”. www.museum.kyushu-u.ac.jp. 2020年11月15日閲覧。
  2. ^ 唐津市. “宇木汲田遺跡出土銅鐸舌(うきくんでんいせきしゅつどどうたくぜつ)”. 唐津市. 2020年11月15日閲覧。
  3. ^ a b 肥前唐津宇木出土品(唐津市サイト)
  4. ^ 「国指定(考古資料の部)(佐賀県サイト)

座標: 北緯33度24分25秒 東経130度00分40秒 / 北緯33.40683度 東経130.01125度 / 33.40683; 130.01125