夢の樹 (デュティユー)
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『夢の樹』(ゆめのき、L'arbre des Songes )は、アンリ・デュティユーが作曲したヴァイオリン協奏曲。
概要
[編集]このヴァイオリン協奏曲は、1983年から1985年にかけて作曲され、元々はアイザック・スターンの還暦を祝うために作曲された。しかしその時期に完成することが出来なかったため、結局1985年11月5日、パリのシャンゼリゼ劇場で、スターンの独奏ヴァイオリン、ロリン・マゼール指揮のフランス国立管弦楽団によってようやく初演された。
デュティユーの協奏的作品は、この曲の他に、チェロ協奏曲『はるかなる遠い国へ』(Tout un monde lointain… )、ヴァイオリンと管弦楽のための夜想曲 『一つの和音の上で』(sur le même accord)の2曲が知られている。
構成
[編集]全体は大きく分けると4つの部分から成っているが、それぞれのあいだに「間奏」が挿入されているので、細かく見れば7つの部分となっている。演奏時間は約23分。
- リーブルマン(自由に)-
- 間奏1-
- ヴィフ(快活に)-
- 間奏2-
- ラン(ゆっくりと)-
- 間奏3-
- ラルジュ・エ・アニメ(ゆとりを持って生き生きと)