吾々路川
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吾々路川 | |
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水系 | 一級水系 筑後川 |
種別 | 一級河川 |
平均流量 | -- m3/s |
水源の標高 | -- m |
河口・合流先 | 赤石川(大分県) |
流域 | 大分県日田市 |
吾々路川(ごごろがわ)は、筑後川水系の二次支流で、大分県日田市を流れる一級河川である。
地理
[編集]日田市南部に源を発して北東に流れ、市内大山町西大山地内で赤石川に合流する。本川と赤石川との合流点の約2km上流には大山ダムが建設されている[1]。赤石川は本川を併合した後、約500m下流で筑後川本川上流部の大山川に合流する。
2012年7月11日から7月14日にかけての平成24年7月九州北部豪雨では、下流の日田市大山町綿打地区で本川の護岸が崩壊し、床上浸水するなどの被害が出た[2][3]。また、この豪雨によって、中流域では珪藻土の河岸が削られ、長さ約70mに及ぶ3段の天然プールが形成された[4]。
2016年には、中流域にある70万年-80万年前の大山層と呼ばれる地層から、サイの足跡とみられる化石が発見された。同じ地層からは2014年にシカの足跡の化石も発見されている。この一帯は80万年前には湖か沼地のような地形だったとみられている[5][6]。
流域の自治体
[編集]- 大分県
脚注
[編集]- ^ 松永徹「大山ダムの試験湛水結果について」、九州技報 第53号、2013年7月
- ^ 新たな被害次々 大分県豪雨 大分合同新聞、2012年7月16日
- ^ 平成24年7月九州北部豪雨災害土木学会調査団報告 第6章 筑後川水系の災害 (PDF) 土木学会 九州北部豪雨災害調査団
- ^ 巨大珪藻土プール:豪雨、岸削り自然に 日田市民、保全要望 吾々路川/大分 毎日新聞、2013年1月23日
- ^ サイの足跡?化石発見 日田市大山町 3、4日現地説明会 大分県 西日本新聞、2016年12月1日
- ^ サイの足跡化石か 80万年前地層から発掘 日田市大山町 大分合同新聞、2016年12月1日