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双極子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

双極子(そうきょくし、: dipole[1])とは、一対の正負の同じ大きさの単極子をわずかに離れた位置に置いたものである。和訳せずダイポールと呼ばれることもある。

双極子は、負から正の単極子への方向ベクトルとその大きさとので特徴づけられる。このベクトルを双極子モーメント: dipole moment[1])あるいは双極子能率といい、このベクトルの方向との関係により指向性を持つ場となる。

一般に双極子のポテンシャルφは単極子のそれφmonopole の空間についての偏微分で表される[2]

用いられる分野

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  • 音響学においても用いられ[3]、音源の一種として扱われる。

脚注

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  1. ^ a b 文部省日本物理学会編『学術用語集 物理学編』培風館、1990年。ISBN 4-563-02195-4 
  2. ^ 吉川茂; 藤田肇『基礎音響学』講談社サイエンティフィク、2002年、187頁。ISBN 4-06-153972-8 
  3. ^ Earl G. Williams 著、吉川茂、西條献児 訳『フーリエ音響学』シュプリンガー・フェアラーク東京、2005年、240頁。ISBN 4-431-71174-0 

関連項目

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