十勝芽室コーン炒飯

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十勝芽室コーン炒飯

十勝芽室コーン炒飯(とかちめむろコーンチャーハン)は、北海道芽室町で食べられているご当地グルメで、バター風味のスイートコーンを大量にトッピングした炒飯

概要[編集]

芽室町がスイートコーン日本一(作付面積、収穫量とも)であることから町おこしとして2008年に開発された。芽室で作ったスイートコーンをトッピングしたバター風味の炒飯で、醤油の塩味と、コーンの甘さの複雑な風味と、ぷちぷちした食感が特徴。

十勝芽室コーン炒飯推進協議会は飲食店で提供するための規範として、「十勝芽室コーン炒飯 10のルール」を定めている[1]

  1. 正式名称は「十勝芽室コーン炒飯」とする。
  2. 芽室で作ったスイートコーンをたっぷり使う。
  3. 炒飯の味付けは、特製コーンバター(コーンの搾りかす入り)を使用する。
  4. スイートコーンはバターしょうゆで味付けをし、すべて後載せにする。
  5. 卵2個を必ず使用し、出来上がりは黄色を意識する。
  6. お米は北海道産「きらら397」を使用する。
  7. スイートコーンを使ったスープを付ける。
  8. 新鮮な野菜サラダを付ける。
  9. 器は白の丸皿とする。
  10. 価格は980円以下(税込み)とする。

特製コーンバターは、北海道クノール食品が開発した商品。

歴史[編集]

  • 2008年1月10日 - 芽室町の職員らが北海道じゃらん編集部を訪問し、新・ご当地グルメプロデューサーのヒロ中田にご当地グルメ開発について相談[2]
  • 2008年3月12日 - ヒロ中田が芽室町を訪れ、講演会を開催、コーン炒飯を提案。
  • 2008年3月18日 - 芽室コーン炒飯推進協議会を発足。試作など、試行錯誤を開始。
  • 2008年6月 - レシピを決定し、「十勝芽室コーン炒飯 10のルール」を制定。NHKが報道。
  • 2008年7月17日 - 正式提供開始。
  • 2011年8月25日 - 読売テレビ秘密のケンミンSHOW』で紹介。

2011年現在、芽室町内のとんかつ店、国民宿舎焼肉店、洋食店などで供されているほか、町内の学校給食等のメニューにもなっている。

脚注[編集]

  1. ^ 十勝芽室コーン炒飯とは?”. 十勝芽室コーン炒飯推進協議会. 2011年8月27日閲覧。
  2. ^ 十勝芽室コーン炒飯誕生物語”. 十勝芽室コーン炒飯推進協議会. 2011年8月27日閲覧。

外部リンク[編集]