信國太志

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信國 太志(のぶくに たいし、1970年 - )は、日本のファッションデザイナーテーラー熊本県出身。ファッションブランドのTAISHI NOBUKUNI(タイシノブクニ)、BOTANIKA(ボタニカ)のデザイナーとして知られる。

経歴[編集]

1970年、熊本県に生まれ[1]福岡で育つ[2]久留米大学附設中学校を卒業後、久留米大学附設高等学校に進学するが中退し、1988年、福岡市内のセレクトショップ「ダイスアンドダイス(Dice&Dice)」の設立に参加する[1][2][3]。1991年、バイヤーとしてアメリカに渡る[1]。1992年、イギリスに行きビスポークテイラー「チャーリー・アレン」の下でテーラーの技術を学ぶ[1]。 1993年、フランスに行きジョン・ガリアーノに師事する[1]。 その後イギリスに行き、1996年にセントラル・セント・マーチン美術大学修士課程修了[4]。『枕草子』をテーマにした卒業制作はデイリー・テレグラフ誌に掲載されるなど話題となった[5]

1998年、ブランド「TAISHI NOBUKUNI(タイシノブクニ)」を設立[4]。2000年、東京に「TAISHI NOBUKUNI TOKYO SHOP」をオープンする[1]。 2004年よりTAKEO KIKUCHI(タケオキクチ)のクリエイティヴ・ディレクターを務める[1][注釈 1]。2005年、毎日ファッション大賞の新人賞を受賞[7]。2007年よりオーガニックを意識した新ブランド「BOTANIKA / taishi nobukuni」をスタートする[4]。2007年3月21日から約1か月間、ラフォーレ原宿に期間限定店「13 THIRTEEN」をオープン[8]

2011年には銀座にテーラーサロン「THE CRAFTIVISM taishi nobukuni(ザ・クラフティヴィズム)」をオープン[9][10]

人物[編集]

サーフィンを趣味とし、チベット仏教にも造詣がある[11]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2004年春夏から2007年秋冬コレクションまでで、また2014年にはタケオキクチの30周年記念でコラボ企画として参加している[6]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g vol.02|style|smart cafe”. smart Official Website. メルセデス・ベンツ・ジャパン. 2022年4月4日閲覧。
  2. ^ a b 【インタビュー】「ファッションはそんなに重要だろうか?」信國太志がデザイナーからテーラーに転身した理由”. FASHIONSNAP (2017年3月6日). 2022年4月4日閲覧。
  3. ^ セレクトショップ「ダイスアンドダイス」が30周年”. 繊研新聞社 (2019年11月27日). 2022年4月4日閲覧。
  4. ^ a b c 渡部えみ (2014年3月3日). “TAISHI NOBUKUNI の「今」を語る3つのキーワード。そして、エシカルの先にあるもの。 ― テーラー・信國太志氏インタビュー”. Fragments. 2022年4月3日閲覧。
  5. ^ 【インタビュー】「ファッションはそんなに重要だろうか?」信國太志がデザイナーからテーラーに転身した理由(p.2)”. FASHIONSNAP (2017年3月6日). 2022年4月4日閲覧。
  6. ^ タケオキクチと30周年記念コラボ 信國太志がテーラードをデザイン”. FASHIONSNAP.COM (2014年10月1日). 2022年4月10日閲覧。
  7. ^ 過年度受賞者(第21回~第30回)|毎日ファッション大賞 MAINICHI FASHION GRANDPRIX”. 毎日ファッション大賞. 2022年4月4日閲覧。
  8. ^ 気鋭デザイナー信國太志さんの期間限定店-ラフォーレ原宿”. シブヤ経済新聞 (2007年3月27日). 2022年4月7日閲覧。
  9. ^ 信國太志×中野香織 明治大学 白熱ファッション講座”. OPENERS (2015年6月8日). 2022年4月7日閲覧。
  10. ^ 池田保行 (2011年12月26日). “信國太志が自ら仕立てる東京ニュービスポーク”. All About. 2022年4月7日閲覧。
  11. ^ Taishi Nobukuni from TAISHI NOBUKUNI”. HEADS (2021年6月26日). 2022年4月7日閲覧。

外部リンク[編集]