マイケル・タイ
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時代 | 現代哲学 |
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地域 | 西洋哲学 |
学派 | 分析哲学 |
研究分野 | 心の哲学、意識、形而上学 |
影響を受けた人物
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マイケル・タイ(Michael Tye)は、アメリカ合衆国の哲学者。テキサス大学オースティン校教授。心の哲学の領域の代表的な論者の一人。
略歴
[編集]タイはイギリスのオックスフォード大学でまず物理学の教育を受けた。その後、哲学と物理学の両方を専攻した。最終的には哲学者となった。
テキサス大学へ移る前、フィラデルフィアにあるテンプル大学と、フィラデルフィア郊外にあるハバフォード・カレッジで教えていた。アメリカのテンプル大学と、イギリス・スコットランドのセント・アンドルーズ大学でチェアーであった間、通算して約10年ほどキングス・カレッジ・ロンドンの客員教授をつとめた。
タイの主要な研究領域は心の哲学である。心の哲学のほかに認知科学、形而上学、哲学的論理学にも関心を持っている。とりわけ曖昧性(vagueness)と関わる問題に関心を持っている。
フレッド・ドレツキに言わせると、タイは表象主義(representationalism)を擁護している表象主義者である。
著作
[編集]- The Metaphysics of Mind (1989)
- The Imagery Debate (1991)
- Ten Problems of Consciousness (1995)
- Consciousness, Color, and Content (2000)
- Consciousness and Persons (2003)
- Consciousness Revisited: Materialism without Phenomenal Concepts (2009)
タイはこれ以外にも多数の論文を執筆している。その内のいくつかは彼のホームページからダウンロードできる[1]。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Michael Tye's Page - テキサス大学のタイのページ (いくらかの論文がダウンロードできる).
- タイが書いたスタンフォード哲学事典の項目 "Qualia"
- オックスフォード大学の Bill Brewer によるタイの著作 "Consciousness, Colour, and Content" のレビュー[2]