フランソワ=レオン・シカール
表示
フランソワ=レオン・シカール François-Léon Sicard | |
---|---|
シカールと彼のクレマンソーの胸像(1929年) | |
生誕 |
1862年4月21日 トゥール |
死没 |
1934年7月7日 パリ |
フランソワ=レオン・シカール (François-Léon Sicard, 1862年4月21日 - 1934年7月7日) は、フランスの彫刻家。非凡な才能に関わらず極めてとらえどころのない19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍した彫刻家たちの一人である。彼の作品はルーブル美術館の装飾品の他、世界中に散らばっている。
代表的な作品に、『善きサマリア人』、『オイディプスとスフィンクス』、シドニーのハイドパークにあるアーチボルドの噴水などがある。
略歴
[編集]アンドル=エ=ロワール県のトゥールで生まれた。彫刻家のルイ=エルネスト・バリアス(Louis-Ernest Barrias: 1841-1905)に学び、1891年にローマ賞を受賞し、1892年から1895年の間、ローマに留学した。ローマでは留学していた画家のアドルフ・デシェノーと親しくなり、デシェノーはシカールの肖像画を描いた。
1930年に芸術アカデミーの会員に選ばれた。フランス首相、ジョルジュ・クレマンソーの公式彫刻家に任じられ、胸像などを制作した。
参考文献
[編集]- Daniel Cady Eaton: A Handbook of Modern French Sculpture. Dodd, Mead and Company, 1918, S. 273–274
- Philippe Bélaval: POUR FAIRE ENTRER LE PEUPLE AU PANTHÉON. Rapport à Monsieur le Président de la République. 2013