フウロソウ科
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フウロソウ科 | |||||||||||||||||||||
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アサマフウロの花
Geranium soboliferum | |||||||||||||||||||||
分類(APG III[1]) | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Geraniaceae Juss. (1789) | |||||||||||||||||||||
タイプ属 | |||||||||||||||||||||
Geranium L. [2] | |||||||||||||||||||||
属 | |||||||||||||||||||||
本文参照 |
フウロソウ科(フウロソウか、Geraniaceae)は被子植物の科のひとつ。観賞用に栽培する、いわゆる「ゼラニウム(Geranium)」を含むが、これは現在フウロソウ属(Geranium)とは別のテンジクアオイ属(ペラルゴニウム属 Pelargonium)に分類されている。
約800種を含み、クロンキスト体系の分類では11属ほどに分ける。草本または低木で、温帯と亜熱帯を中心として、世界に広く分布する。
葉は切れ込みのある単葉または複葉で、托葉がある。花は5数性、放射相称または左右相称の両性花で、虫媒花で目立つものが多い。がく(合生)と花弁(離生)は5枚、雄蕊は多くの種で10本。雌蕊は5個(一部の種では3個)の心皮からなり、子房上位。花柱は果実にくちばし状に宿存する。果実は分果で、5(または3)裂する。
フウロソウ属が特に多く(約430種)、日本にはフウロソウ属のみ10数種が自生する。テンジクアオイ属はケープ植物区(南アフリカ)に集中して多様化している。Sarcocaulon属は多肉化している。
分類
[編集]APG植物分類体系では、一部の属をLedocarpaceae、Vivianiaceae、Dirachmaceae、Biebersteiniaceaeの各科として分けている。アンデス山脈付近に分布するHypseocharis属も、かつてはカタバミ科に分類されていたが、現在はフウロソウ科に近縁とされ、APG分類体系ではフウロソウ科または独立のHypseocharitaceae科とする。
従来(クロンキスト体系)のフウロソウ科の属を以下に示す。APG分類体系では一部の属を別の科としている。
- Geraniaceae(APG分類体系):
- Ledocarpaceae:
- Balbisia
- Wendtia
- Vivianiaceae:
- Viviania
- Dirachmaceae:
- Dirachma
- Biebersteiniaceae:
- Biebersteinia
脚注
[編集]- ^ The Angiosperm Phylogeny Group (2009). “An update of the Angiosperm Phylogeny Group classification for the orders and families of flowering plants: APG III” (pdf). Botanical Journal of the Linnean Society 161 (2): 105–121. doi:10.1111/j.1095-8339.2009.00996.x .
- ^ Geraniaceae Tropicos