ファウスト・ルッソ・アレージ
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ファウスト・ルッソ・アレージ Fausto Russo Alesi | |
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生年月日 | 1973年10月13日(51歳) |
出生地 | イタリア パレルモ |
職業 | 俳優、脚本家、舞台演出家 |
ジャンル | 映画、テレビ、舞台 |
ファウスト・ルッソ・アレージ(Fausto Russo Alesi, 1973年10月13日 - )はイタリアの俳優、脚本家、舞台演出家である。ファウスト・ルッソ・アレジとも表記される。
略歴
[編集]パレルモ生まれ[1]。ミラノ市立パオロ・グラッシ演劇芸術学校で演技を学び、1996年に卒業する[2]。
舞台俳優として活躍するかたわら、映画にも多数出演しており、特に『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』以降のマルコ・ベロッキオ監督作への出演で知られる。
2022年に出演したマルコ・ベロッキオ監督作『夜のロケーション』で初めてダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞にノミネートされる(助演男優賞部門)。
2023年までに、イタリア演劇における最高の栄誉とされるウブ賞(Premio Ubu)を3度受賞している(2002年、2009年、2012年)[3]。
フィルモグラフィー
[編集]映画
[編集]公開年 | 邦題
原題 |
監督 | 備考 |
---|---|---|---|
2000 | ベニスで恋して Pane e tulipani |
シルヴィオ・ソルディーニ | |
2004 | アガタと嵐 Agata e la tempesta |
シルヴィオ・ソルディーニ | イタリア映画祭2005にて上映[4] |
瞳を見ればわかる Te lo leggo negli occhi |
ヴァリア・サンテッラ | イタリア映画祭2006にて上映[5] | |
2005 | Miracolo a Palermo! | ベッペ・チーノ | |
E ridendo l'uccise | フロレスタノ・ヴァンチーニ | ||
2006 | Viaggio segreto | ロベルト・アンドー | |
Le rose del deserto | マリオ・モニチェッリ | ||
2007 | In memoria di me | サヴェリオ・コスタンツォ | |
2009 | 愛の勝利を ムッソリーニを愛した女 Vincere |
マルコ・ベロッキオ | |
時の重なる女 La doppia ora |
ジュゼッペ・カポトンディ | イタリア映画祭2010上映時タイトル『重なりあう時』[6] | |
2010 | ラ・パッショーネ La passione |
カルロ・マッツァクラーティ | イタリア映画祭2011にて上映[7] |
2012 | ある愛へと続く旅 Venuto al mondo |
セルジオ・カステッリット | |
司令官とコウノトリ Il comandante e la cicogna |
シルヴィオ・ソルディーニ | イタリア映画祭2013にて上映[8] | |
フォンターナ広場 イタリアの陰謀 Romanzo di una strage |
マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ | ||
Miracolo aquilano | マルコ・イアンニーニ ステファノ・ムトロ |
短編 兼脚本 | |
2015 | 私の血に流れる血 Sangue del mio sangue |
マルコ・ベロッキオ | |
2016 | 甘き人生 Fai bei sogni |
マルコ・ベロッキオ | イタリア映画祭2017上映時タイトル『スイート・ドリームス』[9] |
2017 | L'ordine delle cose | アンドレア・セグレ | |
2019 | シチリアーノ 裏切りの美学 Il traditore |
マルコ・ベロッキオ | |
2020 | Il cattivo poeta | ジャンルーカ・ヨーディチェ | |
2021 | 善き生徒たち La scuola cattolica |
ステファノ・モルディーニ | |
差し出がましいのですが Se posso permettermi |
マルコ・ベロッキオ | 短編
イタリア映画祭2023にてオンライン配信[10] | |
2022 | 夜のロケーション Esterno notte |
マルコ・ベロッキオ | イタリア映画祭2023にて上映[10] |
奇妙なこと La stranezza |
ロベルト・アンドー | イタリア映画祭2023にて上映[10] | |
2023 | エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命
Rapito |
マルコ・ベロッキオ |
テレビ
[編集]放映年 | 邦題
原題 |
備考 |
---|---|---|
2013 | Altri tempi | テレビ映画 |
2019 | La porta rossa | |
2022 | Solo per passione | テレビ映画 |
舞台
[編集]上演年 | タイトル | 作者 | 演出 | 備考 |
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2002 | かもめ | チェーホフ | エイムンタス・ネクロシウス(Eimuntas Nekrosius) | |
Natura morta | ファウスト・パラヴィディーノ(Fausto Paravidino) | セレーナ・シニガリア(Serena Sinigaglia) | ||
2004 | Il Grigio | ジョルジョ・ガベル(Giorgio Gaber) | セレーナ・シニガリア | |
2005 | Edeyen | レティツィア・ルッソ(Letizia Russo) | ファウスト・ルッソ・アレージ | |
2006 | Il silenzio dei comunisti | ルカ・ロンコーニ(Luca Ronconi) | ||
2007 | Fahrenheit 451 | ルカ・ロンコーニ | ||
2008 | Nel bosco degli spiriti | ルカ・ロンコーニ | ||
夏の夜の夢 | シェイクスピア | ルカ・ロンコーニ | ||
2009 | ヴェニスの商人 | シェイクスピア | ルカ・ロンコーニ | |
20 novembre | ラーシュ・ノレーン(Lars Norén) | ファウスト・ルッソ・アレージ | ||
2010 | 悪霊 | ドストエフスキー | ピーター・スタイン(Peter Stein) | |
2011 | 賢者ナータン | レッシング | カルメロ・リフィチ(Carmelo Rifici) | |
2012 | La modestia | ラファエル・スプレゲルブルド(Rafael Spregelburd) | ルカ・ロンコーニ | |
屠殺場の聖ヨハンナ | ブレヒト | ルカ・ロンコーニ | ||
Natale in casa Cupiello | エドゥアルド・デ・フィリッポ | ファウスト・ルッソ・アレージ | ||
2013 | Cuore di cactus | アントニオ・カラブロ(Antonio Calabrò) | ||
2014 | Celestina laggiù vicino alle concerie in riva al fiume | フェルナンド・デ・ロハス(Fernando de Rojas) | ミシェル・ガルノー(Michel Garneau) | |
2015 | Divine Parole | ラモン・デル・バリェ=インクラン | ダミアーノ・ミキエレット(Damiano Michieletto) | |
2016 | Smith & Wesson | アレッサンドロ・バリッコ | ガブリエーレ・ヴァチス(Gabriele Vacis) | |
パエドラ | セネカ | カルロ・チェルチエッロ(Carlo Cerciello) | ||
桜の園 | チェーホフ | ヴァルテル・マロスティ(Valter Malosti) | ||
2017 | Ivan | ドストエフスキー | セレーナ・シニガリア | 『カラマーゾフの兄弟』より |
Viaggio di Enea | オリヴィエ・ケメド(Olivier Kemeid) | エマヌエーラ・ジョルダーノ(Emanuela Giordano) | ||
In attesa di giudizio | ロベルト・アンドー(Roberto Andò) | |||
Disgraced | アヤド・アクタル(Ayad Akhtar) | マルティン・クシェイ(Martin Kusej) | ||
2018 | Regina Madre | Manlio Santanelli(マンリオ・サンタネッリ) | カルロ・チェルチエッロ | |
マクベス | シェイクスピア | セレーナ・シニガリア |
主な受賞とノミネート
[編集]- ウブ賞
- ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞
- ナストロ・ダルジェント賞
- 2023年 - ノミネート:主演男優賞(『Rapito』)
出典
[編集]- ^ “Fausto Russo Alesi” (英語). IMDb. 2023年6月8日閲覧。
- ^ “Sosia & Pistoia - Artisti - Attori - Fausto Russo Alesi”. sosiapistoia.it. 2023年6月8日閲覧。
- ^ MYmovies.it. “Fausto Russo Alesi” (イタリア語). MYmovies.it. 2023年6月8日閲覧。
- ^ “イタリア映画祭2005 公式ホームページ”. www.asahi.com. 2023年6月8日閲覧。
- ^ “イタリア映画祭2006 公式ホームページ”. www.asahi.com. 2023年6月8日閲覧。
- ^ “asahi.com : 朝日新聞社 - 「イタリア映画祭2010」 - 作品情報”. www.asahi.com. 2023年6月8日閲覧。
- ^ “asahi.com : 朝日新聞社 - 「イタリア映画祭2011」 - 作品情報”. www.asahi.com. 2023年6月8日閲覧。
- ^ “イタリア映画祭2013”. 朝日新聞社. 2023年6月8日閲覧。
- ^ “イタリア映画祭2017 作品情報”. 朝日新聞社. 2023年6月8日閲覧。
- ^ a b c “イタリア映画祭2023”. 朝日新聞デジタル. 2023年6月8日閲覧。
- ^ “I PREMI UBU 2002”. www.tuttoteatro.com. 2023年6月8日閲覧。
- ^ “News”. www.unisa.it. 2023年6月8日閲覧。
- ^ Redazione (2010年2月22日). “Premi Ubu 2009: i vincitori | Eventi” (イタリア語). Krapp's Last Post. 2023年6月8日閲覧。
- ^ “News”. www.unisa.it. 2023年6月8日閲覧。