ハインリヒ・デュモリン
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人物情報 | |
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生誕 |
1905年5月31日 ドイツウェベリングホーフィン |
死没 | 1995年7月21日 (90歳没) |
出身校 | ファルケンブルヒ大学・ベルリン大学 |
学問 | |
研究分野 | 宗教学・神学 |
研究機関 | 上智大学 |
ハインリヒ・デュモリン(Heinrich Dumoulin, 1905年5月31日 - 1995年7月21日[1])は、ドイツ出身で日本で活動した聖職者、比較思想史学者。
生涯
[編集]ドイツのラインラント・ウェベリングホーフィン生まれ。1924年イエズス会に入会、1933年司祭に叙階。オランダのファルケンブルヒ大学卒。フランスのファルツ大学に学び、ベルリン大学大学院で神学博士。
1935年に来日。1936年~1939年東京帝国大学で宗教史・東洋思想を学ぶ。1946年「賀茂真淵」を東京大学に提出して文学博士号を取得。1941年上智大学講師となり、助教授、教授、宗教思想研究所長。1946年『カトリック思想』、1949年『世紀』を創刊した[2]。
著書
[編集]- 『カトリック神学序論』エンデルレ書店 1942 『光と生命 カトリック神学序論』1957
- 『平安の旅』中央出版社 1940
- 『近代思想と基督教』戸川敬一,小林珍雄訳 エンデルレ書店 1947 のち現代教養文庫
- 『全き人間』戸川敬一訳 エンデルレ書店 1948 のち現代教養文庫
- 『聖アウグスチヌスの精神 告白録序説』エンデルレ書店 1949
- 『マルキシズムと実存主義の間 キリスト教的人間像』戸川敬一訳 要書房 1949
- 『一粒の種子』戸川敬一訳 中央公論社 1950
- 『平和を望むひとびと』中央出版社 1952
- 『典礼にいきる信心 第1巻 (光よりの光)』中央出版社 1953
- 『生きるよろこび』戸川敬一訳 社会思想研究会出版部 現代教養文庫 1955
- 『美しき愛の御母』エンデルレ書店 1951
- 『典礼にいきる信心 第2巻 (救い主)』中央出版社 1956
- 『仏教とキリスト教との邂逅』西村恵信訳 春秋社 シリーズ宗教と経験 1975
- 『吉田松陰 明治維新の精神的起源』東中野修道編訳 南窓社 1988
- 『人生と愛』巽豊彦編 南窓社 1989