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ドニチカキップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドニチカキップ(2011年にプラスチック券から紙券に変更)

ドニチカキップは、札幌市交通局が運営する札幌市営地下鉄において、土曜日日曜日祝日年末年始12月29日 - 1月3日)に利用可能な地下鉄専用一日乗車券である。

概要

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札幌市などは2002年(平成14年)度から「公共交通利用促進キャンペーン」を実施した。これと連携し、休日の公共交通利用促進を図るために「地下鉄休日割引実験カード」としてドニチカキップの試験的な発売を開始した[1]

大きな割引率を設定し、積極的なPR活動を行ったことで、2年間にわたる実験発売では増客・増収効果があり、利用者からも好評を得たため、2004年(平成16年)10月1日から正式な発売を開始した。

当初は地下鉄駅事務室などで発売していたが、2011年(平成23年)9月から、きっぷの素材がプラスチック券から紙券に変更され、ドニチカキップと表示のある券売機[2]で購入する形式になった。また紙券のため、従来裏面に印字されていた利用履歴は表示されなくなった[3][4]

名称には「ドニチにチカテツ乗り放題のお得なキップ」という意味がある[5]

発売額

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2024年10月19日現在

  • 大人:520円
  • 子供:260円

発売箇所

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  • 地下鉄駅券売機
  • 地下鉄駅事務室
  • 定期券発売所

過去の発売箇所

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  • 交通案内センター
  • 主要駅に設置されていたカード自動販売機

経緯

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  • 2002年(平成14年)9月:期間限定で実験的に発売(大人500円)[1]
  • 2003年(平成15年)10月:期間限定で実験的に発売(大人500円)。この際、地下鉄のほかに市電市営バスジェイ・アール北海道バスじょうてつバス北海道中央バスで利用できる「共通ドニチカキップ」(大人700円)も実験的に発売された[1]
  • 2004年(平成16年)10月1日:札幌市営地下鉄のみを対象とした休日割引カードドニチカキップの販売が本格的に開始される。
  • 2011年(平成23年)9月3日:きっぷの素材が紙券に変更される[4]
  • 2014年(平成26年)
    • 10月1日:地下鉄運賃改定に伴い、価格が変更される。
    • 12月29日:この期間から、年末年始にも利用可能となる[6]
  • 2015年(平成27年)4月:この頃から、すべての券売機で発売されるようになる[7]

脚注

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  1. ^ a b c ベストプラクティス集 運賃の工夫”. 国土交通省. 2016年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月28日閲覧。
  2. ^ タッチパネル式の券売機。2015年頃まで存在したボタン式の旧型券売機では購入できなかった。
  3. ^ ドニチカキップと地下鉄専用1DAYを券売機から紙券で発行します
  4. ^ a b 地下鉄専用1日乗車券(地下鉄専用1DAY・ドニチカキップ)が変わります”. 札幌市 (2011年8月22日). 2011年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月28日閲覧。
  5. ^ ドニチカキップ発売中です”. 札幌市. 2004年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月28日閲覧。
  6. ^ ドニチカキップ”. 札幌市 (2014年12月1日). 2015年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月28日閲覧。
  7. ^ ドニチカキップ”. 札幌市 (2015年4月1日). 2015年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年1月28日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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