ダグ・カーン
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ダグ・カーン(Doug Carn、1948年7月14日[1] - )は、アメリカ合衆国のジャズ・ミュージシャン。アブドゥル・ラヒーム・イブラヒム(Abdul Rahim Ibrahim)というムスリム名でも知られる。
略歴
[編集]フロリダ州セントオーガスティン出身。1965年から1967年までジャクソンヴィル大学においてオーボエと作曲法を修め、その後はジョージア州立大学(現・ジョージア州立サヴァナ大学)において学業を終えた[2]。セイラ・ジーン・パーキンスと結婚して二人でブラック・ジャズ・レコードから数枚のアルバムを発表する[2](ただし現在はセイラ・ジーンとは離婚している)。ルー・ドナルドソンやスタンリー・タレンタイン、アイリーン・リードと共演してきた[2]。
闘鰐競技を行うクリス・ライトバーンや聖メアリー・バプテスト教会の牧師H.L.パターソンとともに、1978年に郷里セントオーガスティンにリンカンヴィル再生振興委員会(the Lincolnville Restoration and Development Commission)を設立し、翌年よりこの団体の企画と運営によって、例年リンカンヴィル文化祭(Lincolnville Festival)を開催している。この行事は現在まで旧市の主要な文化事業となっている。
ディスコグラフィ
[編集]リーダー・アルバム
[編集]- 『ダグ・カーン・トリオ』 - The Doug Carn Trio (1969年、Savoy)
- 『インファント・アイズ』 - Infant Eyes (1971年、Black Jazz)
- 『スピリット・オブ・ザ・ニュー・ランド』 - Spirit of the New Land (1972年、Black Jazz) ※with ジーン・カーン
- 『リヴェレーション』 - Revelation (1973年、Black Jazz) ※with ジーン・カーン
- 『アダムズ・アップル』 - Adam's Apple (1974年、Black Jazz)
- Higher Ground (1976年、Ovation) ※with ジーン・カーン。Black Jazz時代のコンピレーション
- 『アル・ラーマン! クライ・オブ・ザ・フロリディアン・トロピック・サン』 - Al Rahman! Cry of the Floridian Tropic Son (1977年、Tablighi) ※アブドゥル・ラヒーム・イブラヒム名義
- In A Mellow Tone (1995年、Lighthouse)
- The Best of Doug Carn (1996年、Universal Sound) ※Black Jazz時代のコンピレーション
- A New Incentive "Firm Roots" (2001年、Black Jazz)
- My Spirit (2015年、Doodlin') ※ライブ
- Free For All (2019年、Doodlin')
- Jazz Is Dead 5 (2020年、Jazz Is Dead) ※with エイドリアン・ヤング、アリ・シャヒード・ムハマド
The Essence Allstars
[編集]- Bongobop (1997年、Hip Bop Essence)
参加アルバム
[編集]- Vertical Clearance (2005年)
- 『アナザー・ライフタイム』 - Another Lifetime (2010年)
- Keep It Simple (2005年、Savant)
Intuit
- Intuit (2004年)
- As Serious as a Heart-Attack (1974年)
- Home (2012年、HighNote)
脚注
[編集]- ^ All About Jazz Archived 2010年1月3日, at the Wayback Machine.
- ^ a b c Allmusic Biography