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センカクサワガニ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
センカクサワガニ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
亜門 : 甲殻亜門 Crustacea
: エビ綱(軟甲綱) Malacostraca
: エビ目(十脚目) Decapoda
亜目 : エビ亜目(抱卵亜目) Pleocyemata
下目 : カニ下目 Brachyura
上科 : サワガニ上科 Potamoidea
: サワガニ科 Potamidae
: サワガニ属 Geothelphusa
: センカクサワガニ G. shokitai
学名
Geothelphusa shokitai Shy & Ng, 1998
和名
センカクサワガニ

センカクサワガニ(尖閣沢蟹、学名:Geothelphusa shokitai)は、エビ目(十脚目)・カニ下目・サワガニ科に分類されるカニの一種。

分布

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尖閣諸島魚釣島のみに分布する固有種[1]

琉球諸島台湾などにはサワガニ属の近縁種が多数分布している[2]

特徴

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甲幅は最大で約30ミリメートル。甲は、比較的平らで、前側縁は筋状に隆起し縁に顆粒が見られる。歩脚は前節を中心に長い毛が生える。台湾北部に分布するミヤザキサワガニや八重山列島に分布するムラサキサワガニ・カッショクサワガニの近縁種であると考えられているが、ムラサキサワガニやカッショクサワガニとは、甲が比較的平らである点や、前側縁の顆粒が大きい点で容易に区別される[3]

保全状況評価

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脚注

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  1. ^ The IUCN Red List of Threatened Species Geothelphusa shokitai
  2. ^ Shy, J.Y. & Ng, P.K.L. (1998). “On two new species of Geothelphusa Stimpson, 1858 (Decapoda, Brachyura, Potamidae) from the Ryukyu Islands, Japan”. Crustaceana 71: 778-784. 
  3. ^ 改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(レッドデータおきなわ)第3版-動物編-”. 沖縄県 (2018年12月5日). 2019年5月25日閲覧。
  4. ^ “環境省レッドリスト2019の公表について”. 環境省. (2019年1月24日). https://www.env.go.jp/press/106383.html