魚釣島

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魚釣島
外交紛争のある島
他名: 釣魚島・釣魚台
Senkaku-uotsuri.jpg
魚釣島
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成
地理
場所 東シナ海
座標 北緯25度44分33秒
東経123度28分17秒
所属群島 尖閣諸島
面積 3.82 km2 (1.47 sq mi)
海岸線長 11km[1]
最高地 奈良原岳
363 m (1,191 ft)
実効支配
 日本
沖縄県石垣市登野城
領有権主張
 日本
沖縄県石垣市登野城
中華民国の旗 中華民国
宜蘭県頭城鎮大渓里
中華人民共和国の旗 中華人民共和国
台湾省宜蘭県[2]
人口統計
人口 0人(無人島)
尖閣諸島
1.魚釣島 2.大正島 3.久場島 4.北小島 5.南小島 6.沖の北岩 7.沖の南岩 8.飛瀬
左から魚釣島、北小島、南小島

魚釣島(うおつりしま)は、沖縄県石垣市尖閣諸島にある無人島である。名前の由来は、魚國(いをくに、イュクン、イーグン)[3]にあって、久場島と魚釣島の関係が、もう一つのくば島(久高島)とつれ島(ツリシマ。津堅島[4]の関係に当たるところから来ていると思われる。

概要[編集]

尖閣諸島の西端、北緯25度44.8分、東経123度28.8分に位置する無人島。石垣島から北西約170 km、沖縄本島から約410 km、台湾から約170 km、中国大陸からは約330 km離れている[5]明治時代には、古賀辰四郎の開拓により島の西岸に鰹節工場が作られ、珊瑚礁を砕いて船着き場も作られた。船着き場は空中写真でも確認でき、魚釣島灯台の建設や保守にも使われた。最盛期には247名、99戸が生活する古賀村が形成されていたが、1940年に事業中止に伴って無人島となった。

1895年から日本領有実効支配しているが、1970年頃から中華人民共和国及び中華民国も領有権を主張しはじめた。

1970年代から埼玉県在住の日本人の私有地であり、2002年から日本国が年2,112万円で賃借していたが、2012年9月11日日本政府北小島南小島とともに3島を埼玉県に在住する地権者から20億5千万円で購入し、日本国への所有権移転登記を完了した[6]。上陸するためには日本政府の許可が必要である。しかしながら、許可が下りることはまず無く、上陸のほとんどが不法となっているのが実情である[7]。島への定期船は無く、上陸や見学には漁船をチャーターする必要がある。

日本の行政区分では沖縄県石垣市登野城2392番地にあたる[8]

地理[編集]

面積は3.82km2モナコ公国の国土面積の約2倍に相当)で、尖閣諸島の中では最大の島である[9]。最高標高363m[10]

東西3.5km、南北1.3kmで南側は断崖を成す。島内には奈良原岳(最高峰 362 m)や屏風岳(320 m)といった山がある。

自然[編集]

魚釣島には、センカクモグラウオツリナガキマワリセンカクサワガニタカラノミギセルセンカクアオイセンカクオトギリ等の固有種が生息する[11]

1978年与那国島の島民から右翼団体日本青年社の上陸決死隊に、1つがいのヤギが緊急時の食料として贈られ、島に持ち込まれた[12](当時、無人島につがいの動物を持ち込むのは常識であった)[要出典]。その後、野生化して繁殖し、1991年には南斜面だけで300頭が確認された。衛星写真の分析によると、ヤギによる食害で、2000年には島の13.59%を占めていた裸地が、2006年には3割以上になっていると報告されており、固有種をはじめとする生態系への影響が懸念されている。石垣市議会はヤギ捕獲の要請を決議し、日本政府に要請を行っているが、対策は取られていない[11]

また、海上保安庁水路誌に拠れば大蛇が存在するともいう。

歴史[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 尖閣諸島 緊張の海 海自哨戒機で現場を見る 3/7 魚釣島の灯台 時事ドットコム
  2. ^ ただし中華人民共和国の主張としては、当該地域は中華民国(中華人民共和国に属する台湾省)が実効支配している地域であり、行政権は中華人民共和国の直轄ではなく、中華人民共和国に属する「台湾省」に存在するとしている。詳しくは台湾省 (中華人民共和国)を参照。
  3. ^ 幣原坦『南方文化の建設へ』 冨山房 1938年
  4. ^ 伊波普猷『校訂おもろさうし』第二巻 郷土研究社 1925年
  5. ^ 外務省: “日中関係(尖閣諸島をめぐる情勢)”. 2013年2月12日閲覧。
  6. ^ 尖閣諸島、11日に国有化…当面現状のまま維持読売新聞2012年9月11日13S版2面、尖閣登記11日に完了 2012年9月13日13版4面
  7. ^ a b 読売新聞2012年1月4日13S版2面、尖閣諸島に石垣市議ら4人上陸 海保の立ち入り検査後産経新聞
  8. ^ 角川地名大百科辞典編纂委員会『角川地名大辞典47沖縄県』、角川書店、1986年、184頁
  9. ^ 沖縄県島しょ別面積一覧
  10. ^ 海上自衛隊 第5航空群 ガス田群尖閣諸島
  11. ^ a b 魚釣島の裸地3割に拡大 尖閣諸島、野生ヤギの食害進む - 八重山毎日新聞 2009年12月22日
  12. ^ 日本国の領土 石垣市字登野城2392番地の現在”. 日本青年社. 2012年6月18日閲覧。
  13. ^ 中華民国からの感謝状、新たに1通見つかる 尖閣遭難の中国漁民救助 - 八重山毎日新聞 2010年11月28日
  14. ^ a b 疎開船漂着後80人死亡、「尖閣の慰霊碑」建立 琉球新報 2002年7月10日
  15. ^ 尖閣諸島「警告板の設置作業者を」 与那国の関係者探す - 八重山毎日新聞 2009年8月15日
  16. ^ 森山欽司 ─反骨のヒューマニスト─ 第二十章 (PDF)”. 2013年8月17日閲覧。
  17. ^ 魚釣島に国会議員ら上陸 琉球新報 1997年5月6日
  18. ^ 2004年(平成16年)沖縄県内十大ニュース 琉球新報 2004年12月24日
  19. ^ 超党派議員ら150人、洋上慰霊で尖閣沖へ読売新聞2012年8月20日13S版1面、35面
  20. ^ 尖閣諸島、11日に国有化…当面現状のまま維持読売新聞2012年9月11日13S版2面、尖閣登記11日に完了 2012年9月13日13版4面

参考文献[編集]

  • 角川地名大百科辞典編纂委員会『角川地名大辞典47沖縄県』、角川書店、1986年
  • 日外アソシエーツ『島嶼大事典』、日外アソシエーツ、1991年
  • 『日本歴史地名体系(第48巻)沖縄県の地名』、平凡社、2002年

関連項目[編集]

  • 奈良原繁 - 島の最高峰である奈良原岳の名の由来となった人物。

外部リンク[編集]