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セレキシパグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
セレキシパグ
IUPAC命名法による物質名
識別
PubChem CID: 9913767
ChemSpider 8089417 チェック
UNII 5EXC0E384L チェック
KEGG D09994  チェック
ChEMBL CHEMBL238804 ×
化学的データ
化学式C26H32N4O4S
分子量496.63 g·mol−1
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セレキシパグSelexipag、開発コードNS-304、ACT-293987)は日本新薬が創薬した肺高血圧治療薬である。商品名ウプトラビである。

プロスタグランジンI2受容体(IP受容体)作動薬であり、肺循環において血管拡張作用を持ち、肺血圧を低下させる[1]

2014年12月に欧州[2]および米国[3]で承認申請され、米国で2015年12月[4]に、欧州で2016年5月[5]に承認された。

日本では2014年9月に「肺動脈性肺高血圧症」について希少疾病用医薬品に指定され[6]、2016年1月に承認申請された[7]。2016年6月には、「慢性血栓塞栓性肺高血圧症」について希少疾病用医薬品の指定を受けた[8]

出典

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  1. ^ Sitbon, O.; Morrell, N. (2012). “Pathways in pulmonary arterial hypertension: The future is here”. European Respiratory Review 21 (126): 321–327. doi:10.1183/09059180.00004812. PMID 23204120. 
  2. ^ 当社が創薬したセレキシパグの、導出先企業による販売承認申請のお知らせ”. 日本新薬 (2014年12月2日). 2015年5月19日閲覧。
  3. ^ 当社が創薬したセレキシパグの、導出先企業によるFDAへの販売承認申請のお知らせ”. 日本新薬 (2014年12月24日). 2015年5月19日閲覧。
  4. ^ 当社が創薬したセレキシパグの、導出先企業による販売承認取得のお知らせ”. 日本新薬 (2015年12月22日). 2016年6月26日閲覧。
  5. ^ 当社が創薬したセレキシパグの、導出先企業による 欧州委員会の販売承認取得のお知らせ”. 日本新薬 (2016年5月17日). 2016年6月26日閲覧。
  6. ^ 肺動脈性肺高血圧症治療薬セレキシパグが国内において希少疾病用医薬品の指定を受けました”. 日本新薬 (2014年9月18日). 2015年5月19日閲覧。
  7. ^ 日本新薬は本日、肺動脈性肺高血圧症治療薬 「セレキシパグ」の製造販売の承認申請を行いました”. 日本新薬 (2016年1月7日). 2016年6月26日閲覧。
  8. ^ セレキシパグ、慢性血栓塞栓性肺高血圧症のオーファン指定に関するお知らせ”. 日本新薬 (2016年6月21日). 2016年6月26日閲覧。

参考文献

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