コンテンツにスキップ

サリーム・アフマド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サリーム・アフマド
Salim Ahamed
Salim Ahamed
本名 T. P. Salim Ahamed
生年月日 (1971-07-06) 1971年7月6日(53歳)
出生地 インドの旗 インド ケーララ州マタヌール英語版
職業 映画監督映画プロデューサー脚本家
配偶者 マフィーダー[1]
受賞
インド国際映画祭
審査員特別賞

2011年アブ、アダムの息子
テンプレートを表示

サリーム・アフマド(Salim Ahamed、1971年7月6日 - )は、インドマラヤーラム語映画で活動する映画監督映画プロデューサー脚本家

生い立ち

[編集]

1971年7月6日にケーララ州マタヌール英語版で、アフマド・クッティとアーシャ・ウンマの息子として生まれる[2][1]。パザシーラージャNSS大学の商学部を卒業し、旅行学と観光学の学位を取得した[2][1]。大学卒業後は映画業界に就職を希望するが断念し、旅行コンサルタント業に就職した[3]。しかし、映画業界への就職を諦め切れなかったサリームは、トリシュールの演劇学校に入学した[2]。彼はスーリヤTV英語版でクリエイティブディレクター・脚本家として働き、その後『Saaphalyam』などの映画で助監督を務めた[2]。スーリヤTVでは『Rasikaraja No.1』のディレクターを務めていた[1]

キャリア

[編集]

2011年に『アブ、アダムの息子英語版』で監督デビューした。同作はサリームが長年構想を練っていた作品であり[4]、彼が旅行コンサルタント業に従事していたころに出会った人々の話を基にしている[5]。ケーララ州の貧しい香水売りのアブがハッジのための資金を蓄えながら暮らす姿を描いている。『アブ、アダムの息子』は批評家から絶賛され、国家映画賞を4つ、ケーララ州映画賞英語版を4つ受賞している。また、第55回ロンドン映画祭ムンバイ映画祭英語版、第8回南アジア国際映画祭、第42回インド国際映画祭英語版、第5回インド・ドイツ映画祭、第17回コルカタ国際映画祭英語版、第16回ケーララ国際映画祭英語版、第23回パームスプリングス国際映画祭、第8回ドバイ国際映画祭などの国際映画祭で上映された[6][7][8][9][10][11][12][13][14]

サリームは大学在学中に3本の脚本を執筆しており、1本目はケーララ州のローカルスクールを題材とした物語、2本目はスリラー作品、3本目は後の『アブ、アダムの息子』の原型である。3本目の脚本は多くの人々から支持されたため最初に『アブ、アダムの息子』として映画化され、次に1本目の脚本の映画化を進めた[4]。彼は同時にトラヴァンコール王国の初代君主マルタンダ・ヴァルマ英語版の伝記映画を企画していた[15]。しかし、これらの企画はいずれも実現せずに終わっている。

2012年9月に新作映画の企画を発表し、マンムーティ英語版を主演に起用した『Kunjananthante Kada』を製作した。同作は2013年2月に撮影が行われ、同年8月に公開された。2015年に製作した『Pathemari』は批評家から高い評価を受け、国家映画賞 マラヤーラム語長編映画賞英語版を受賞した。

フィルモグラフィー

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d “മട്ടന്നൂരിന്റെ സലിം ദേശീയ ശ്രദ്ധയില്‍” (Malayalam). Mathrubhumi. (20 May 2011). オリジナルの13 August 2014時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140813195501/http://www.mathrubhumi.com/online/malayalam/news/story/946018/2011-05-20/entertainment 8 December 2011閲覧。 
  2. ^ a b c d Director: Salim Ahamed”. Kolkata Film Festival (November 2011). 6 April 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。8 December 2011閲覧。
  3. ^ Divya Kumar. (20 June 2011). "Salim's story". The Hindu. Retrieved 8 December 2011.
  4. ^ a b Parvati Jayaraman (11 November 2011). "Pilgrim’s progress". Mint. Retrieved 8 December 2011.
  5. ^ Minu Ittyipe. (5 December 2011). "Kodak Moment". Outlook. Retrieved 8 December 2011.
  6. ^ Cary Rajinder Sawhney (13 October 2011). “Abu, Son of Adam”. British Film Institute. オリジナルの10 October 2011時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20111010072552/http://www.bfi.org.uk/lff/films/world_cinema/1614 9 November 2011閲覧。 
  7. ^ "Mumbai Film Festival Time Schedule". Mumbai Film Festival. Retrieved 9 November 2011.
  8. ^ "Opening Night". South Asian International Film Festival. 9 November 2011. Retrieved 9 November 2011.
  9. ^ “Urumi, Adaminte Makan Abu in Goa Film Festival”. Oneindia.in. (19 October 2011). http://entertainment.oneindia.in/malayalam/news/2011/urumi-adaminte-makan-abu-goa-film-festival-191011.html 26 October 2011閲覧。 
  10. ^ Pratima Chabbi. (17 November 2011). "2 nations, 1 screen". Bangalore Mirror. Retrieved 8 December 2011.
  11. ^ "Films » Adaminte Makan Abu (Abu, Son of Adam)". Kolkata Film Festival. November 2011. Retrieved 8 December 2011.
  12. ^ “Nine Malayalam films to be screened at IFFK”. IBN Live. (19 October 2011). http://ibnlive.in.com/news/nine-malayalam-films-to-be-screened-at-iffk/195220-8-66.html 26 October 2011閲覧。 
  13. ^ "Festival Flight". Indian Express. Retrieved 2 December 2011.
  14. ^ "ദുബൈ രാജ്യാന്തര ചലച്ചിത്രോല്‍സവത്തില്‍ ഇന്ത്യന്‍ സിനിമക്ക് അംഗീകാരം"”. Madhyamam. 29 October 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。9 November 2011閲覧。
  15. ^ Sanjith Sidhardhan (8 November 2011). “Legends to rise again in 2012”. The Times of India. http://articles.timesofindia.indiatimes.com/2011-11-08/news-interviews/30372852_1_sree-padmanabhaswamy-mammootty-pazhassi-raja 8 December 2011閲覧。 

外部リンク

[編集]