グルカ
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グルカ(ネパール語: गोर्खा、英語: Gurkha)は、ネパールの一地名であり、そこに住む部族名である[1]。狭義にはネパール山地のヒンドゥー教徒のいくつかの民族集団を指し、広義には1768年のネパール統一以降すべてのネパール人を意味する[2]。
もとはインド中部にいたが、14世紀頃北上しネパールに入った[2]。1768年にゴルカ朝を建てネパールを統一(ネパール王国)、カトマンズ盆地のネワール族を征服し混血した[1]。1857年に始まったインド大反乱でイギリス軍に加わり(グルカ兵)、大きな戦果を挙げたことから一躍有名になった[2]。
グルカ族(Gurkhas)とは、ネパールに存在する民族だと一般的に思われているが、正確にはグルカ族という名の民族は存在しない。マガール族、グルン族、ライ族、リンブー族などの複数のネパール山岳民族から構成されている。
グルカの名は、ネパールの首都カトマンズから西に約80キロメートルのゴルカ(英語:Gorkha ネパール語:गोरखा)という地名による。単に「ゴルカの人々」という意味で、あるいはネパールのゴルカ朝(またはシャハ朝、ネパール語:शाह वंश)がゴルカ出身であったことから「ネパールの人々」の意味で、Gurkhasと英語表記されていたものが誤解され、日本語でグルカ族という名称がつけられたものと思われる。
脚注
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]モダンタイムズ「世界の戦地を駆けるグルカ兵の故郷」