カンギュラプトル
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カンギュラプトル | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Changyuraptor yangiの復元図
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地質時代 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
約1億2500万年前 (白亜紀前期のアプチアン期) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
genus Changyuraptor Han et al., 2014 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
タイプ種 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Han et al., 2014 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
カンギュラプトル(Changyuraptor)は白亜紀初期に生息していた小型肉食恐竜。 Changyuraptor yangi (カンギュラプトル・ヤンギ) 一種からなる。羽毛恐竜の一種である。属名の由来は中国語の「長羽」 (cháng yǔ)とラテン語の raptor「強奪者、略奪者」である。種小名はYang Yandong氏への献名である[1]。中国語では「楊氏長羽盜龍」である[2][3]。
特徴
[編集]白亜紀初期にあたる1億2500万年前(アプチアン期[2])に生息していた[4]。 長さ132cm、成体の重さは約4kgと推定される[4]。四肢に翼がついており、これまで見つかった「四翼」を持つ恐竜で最大である[4]。尾羽の長さは約30cmで、翼を持つ小型恐竜では最長である[4]。発見したグループは、長い尾羽は飛行中に減速して着地するのに役立ったと考えており[5]、これは地上にいる餌を捕えるために重要だったとされている[4]。 化石の年代は始祖鳥より新しいが、遼寧省では始祖鳥より古い四翼恐竜の化石が見つかっており、四翼恐竜から鳥類が進化したという考えが有力である[4]。
発見
[編集]2014年7月15日、中華人民共和国渤海大学の韓剛[2](Han Gang)やアメリカ合衆国ロサンゼルス郡立自然史博物館などのチームが中華人民共和国遼寧省建昌県の1億2500万年前の地層(熱河層群[5])から発見し、新属新種の恐竜としてイギリス科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表した[6]。全身の骨格がほぼ残っていた。
脚注
[編集]- ^ Iacurci, Jenna (15 July 2014). “New Four-Winged Dinosaur Built for Flight”. Nature World News. 16 July 2014閲覧。
- ^ a b c “建昌出土世界最長尾羽恐龍化石”. 新華社. 遼寧日報. (2014年7月19日) 2014年8月13日閲覧。
- ^ “楊氏長羽盜龍擁有兩對翅膀,屬於有毛恐龍。”. 文匯報. (2014年7月17日) 2014年8月13日閲覧。
- ^ a b c d e f “「四翼」翼竜で最大の化石”. 毎日新聞. (2014年8月7日)
- ^ a b Gang Han, Luis M. Chiappe, Shu-An Ji, Michael Habib, Alan H. Turner, Anusuya Chinsamy, Xueling Liu & Lizhuo Han (2014). “A new raptorial dinosaur with exceptionally long feathering provides insights into dromaeosaurid flight performance”. Nature Communications 5. doi:10.1038/ncomms5382.
- ^ “前後の脚が翼状の「四翼」恐竜”. 時事通信社 2014年8月13日閲覧。