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オンファス輝石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
オンファス輝石
エクロジャイト中の緑色部分がオンファス輝石
エクロジャイト中の緑色部分がオンファス輝石
分類 ケイ酸塩鉱物
化学式 (Ca,Na)(Mg,Fe2+,Al,Fe3+)Si2O6
結晶系 単斜晶系
へき開 二方向に完全
モース硬度 6
光沢 ガラス光沢
緑色~暗緑色、青色など
条痕 白色
比重 3.2~3.4
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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オンファス輝石(おんふぁすきせき、omphacite、オンファサイト)は、鉱物の一種(ケイ酸塩鉱物)。カルシウムナトリウムを含む単斜輝石。オンファスとは未熟なブドウという意味である。

特徴

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化学組成は (Ca,Na)(Mg,Fe2+,Al,Fe3+)Si2O6 で、主に透輝石ヒスイ輝石からなる固溶体に相当し、灰鉄輝石およびエジリン輝石成分も含む。Al よりも Fe3+ が多いとエジリン普通輝石になる。

産出

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主に変成岩から産する。

青色片岩相に属する塩基性岩起源の広域変成岩の構成成分をなし、特に変斑レイ岩などによく見られる。オンファス輝石単独で脈を成すこともある

また、苦礬柘榴石とともにエクロジャイト(榴輝岩)を構成する。

ヒスイ」として扱われるものもあり、ヒスイの緑色部分は成分分析の結果、オンファス輝石であったとの報告もある[1]

キンバレー岩に含まれることもある。

関連項目

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脚注

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  1. ^ 宮島宏 『とっておきのひすいの話』 フォッサマグナミュージアム2000年

参考文献

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外部リンク

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