エレノア (曲)
「エレノア」 | ||||
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タートルズ の シングル | ||||
初出アルバム『The Turtles Present the Battle of the Bands』 | ||||
B面 | Surfer Dan | |||
リリース | ||||
規格 | 7インチ・シングル | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ホワイト・ホエール・レコード | |||
作詞・作曲 | ハワード・カイラン、マーク・ボルマン、アル・ニコル、ジム・ポンズ、ジョン・バーベイタ | |||
プロデュース | チップ・ダグラス | |||
チャート最高順位 | ||||
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タートルズ シングル 年表 | ||||
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「エレノア」 (Elenore) は、タートルズが1968年に発表した楽曲。全米6位を記録。ニュージーランドでは1位を記録した。
概要
[編集]タートルズはデビューシングルの「悲しきベイブ」以後、「ハッピー・トゥゲザー」「She'd Rather Be with Me」などヒットに恵まれたが、それらはいずれもメンバー以外が作詞作曲した作品だった。1968年の同時代の多くの音楽グループがそうしようとしたように、タートルズも音楽の枠を拡大し、自分たち自身の曲を作ることを欲した。しかしレコード会社のホワイト・ホエール・レコードは彼らの要求をなかなか認めなかった[2]。
「エレノア」はリードボーカリストのハワード・カイランによって書かれた。その頃にはメンバーのうち一人または一部だけで書かれたとしても、レコードには「タートルズ」名義でクレジットすることでグループの間で合意がなされていた。カイランは1974年のタートルズのコンピレーション・アルバム『Happy Together Again』のライナーノーツで「ホテルの部屋にこもって1時間で書き上げた」と述べ[3]、2013年に発表された自伝では「30分で書いた」と述べた。2002年のコンピレーション・アルバム『Solid Zinc: The Turtles Anthology』では次のように述べている[4]。
「エレノア」は「ハッピー・トゥゲザー」のパロディだった。ストレートな曲にするつもりは毛頭なかった。言ってみればホワイト・ホエールに対するアンチのラブソングだ。彼らは“次のハッピー・トゥゲザー”を出すようやかましく俺たちを追い立て続けていた。それだからねじくり曲がった曲を書いてやったわけさ。コードも変えたし、歌詞も全部奇妙な言葉にした。彼らが曲を聴けば、あまりのばかばかしさとあほくささに、それ以上俺たちのことは構わなくなるだろうというのが俺の想像だった。しかし連中はあれをジョークと受け取らなかった。それどころか気に入ってしまった。実際、「エレノア」の出来はすごくよかったからだ。歌詞がどうであれ、サウンドは素晴らしく、万事うまくいった。まあとにかく驚いたね。
一部のミュージシャン(ザ・モンキーズ、バーズ、サイモン・アンド・ガーファンクルなど)の間で使われ始めていたモーグ・シンセサイザーをタートルズも導入。2番目のヴァースで聴くことができる。
1968年9月、シングルとして発売[1]。ビルボード・チャートで6位を記録。イギリスでは7位、カナダでは4位、オーストラリアでは3位、ニュージーランドでは1位を記録した。1967年の年間チャートの80位を記録した。同年11月に発売された4番目のアルバム『The Turtles Present the Battle of the Bands』に収録された。
ハワード・カイランとマーク・ボルマンが組んだグループ、フロー&エディーは1976年のアルバム『Moving Targets』で本作品をカバーした。
脚注
[編集]- ^ a b 45cat - The Turtles - Elenore / Surfer Dan - White Whale - USA - WW 276
- ^ John Bush. “The Turtles | Biography & History”. AllMusic. 2016年10月1日閲覧。
- ^ Liner notes for the Turtles' anthology Happy Together Again (Sire, 1974)
- ^ Liner notes for The Turtles' anthology Solid Zinc