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イワスズメ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イワスズメ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Passeri
小目 : スズメ小目 Passerida
上科 : スズメ上科 Passeroidea
: スズメ科 Passeridae
: イワスズメ属 Petronia
: イワスズメ P. petronia
学名
Petronia petronia
(Linnaeus1766)
英名
Rock Sparrow
イワスズメの卵

イワスズメ( Petronia petronia )は、スズメ目の小さな鳥である。イベリア半島や北西アフリカから南ヨーロッパ、中央アジアにかけての不毛な岩場で繁殖する。生息域の西の方に多く生息するが、アジアのものはより南方に渡りを行う。

繁殖域の北方ではほとんど見られず、イギリスでは1981年6月14日にノーフォークのクレイで観測された1例があるのみである。

この鳥は群生で、人間の居住地でも見られる。岩や壁の割れ目に作られる巣で、3から7個の卵を産む。

体長15から17cmのずんぐりした体格で、濃い白色の眉斑と頭頂に薄い縞模様を持つ。背中と翼は茶色の柄があり、下部は縞状になっている。また、喉には特徴的だが見るの難しい黄色い斑点がある。

イワスズメの食物は主に種子で、昆虫も食べる。ゼーゼー言うような大きな声で鳴く。Antonio Arnaiz-Villenaらによって系統が明らかにされ、スズメ科の親世代に当たる種であることが示された[2][3]

出典

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  1. ^ BirdLife International (2012). "Petronia petronia". IUCN Red List of Threatened Species. Version 2013.2. International Union for Conservation of Nature. 2013年11月26日閲覧
  2. ^ Allende, Luis M.; Rubio, Isabel; Ruíz-del-Valle, Valentin; Guillén, Jesus; Martínez-Laso, Jorge; Lowy, Ernesto; Varela, Pilar; Zamora, Jorge; Arnaiz-Villena, Antonio (2001). “The Old World sparrows (genus Passer) phylogeography and their relative abundance of nuclear mtDNA pseudogenes” (PDF). Journal of Molecular Evolution 53 (2): 144–154. PMID 11479685. オリジナルの21 July 2011時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110721034443/http://chopo.pntic.mec.es/~biolmol/publicaciones/Passer.pdf. 
  3. ^ Arnaiz-Villena, A; Gómez-Prieto P, Ruiz-de-Valle V (2009). “Phylogeography of finches and sparrows”. Nova Science Publishers. ISBN 978-1-60741-844--3. https://www.novapublishers.com/catalog/product_info.php?products_id=13642. 
  • Faun. Abh. 26: 63. 

外部リンク

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