コンテンツにスキップ

アッバス・エル=ファッシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アッバス=エル・ファッシ
عباس الفاسي
2008年
モロッコの旗 モロッコ王国首相
任期
2007年9月19日 – 2011年11月29日
君主ムハンマド6世
前任者ドリス・ジェトゥー
後任者アブデルイラーフ・ベン・キーラーン
個人情報
生誕 (1940-09-18) 1940年9月18日(84歳)
モロッコの旗 フランス保護領モロッコ、ベルカン
政党イスティクラル党
宗教イスラム教

アッバス・エル=ファッシアラビア語: عباس الفاسي‎、: Abbas El Fassi1940年9月18日 - )は、モロッコの政治家。同国首相などを歴任した[1]イスティクラル党所属。

アルジェリアとの国境付近にある街、ベルカンで生まれた。1977年から1981年にかけて住宅大臣を、1981年から1985年にかけて工芸・社会大臣を、1985年から1990年にかけてチュニジア大使を、1990年から1994年にかけてフランス大使を、2000年から2002年にかけて雇用・職業訓練・社会開発・連帯大臣をそれぞれ務めた[2][3]。ジェトゥー政権下では2002年から2007年にかけて国務大臣を務めた。イスティクラル党党首として臨んだ2007年9月7日の議会選挙で勝利したため、9月19日に国王ムハンマド6世から首相に任命された[1]

エル=ファッシ内閣はイスティクラル党、人民勢力社会主義同盟(USFP)、独立国民連合(RNI)、進歩社会主義党(PPS)の4党から成る連立内閣として10月15日のムハンマド6世による認証式で発足した[4]。全閣僚33名のうち7名が女性である。

2011年に勃発したアラブの春においてモロッコもその対象となり、7月に改憲、11月に総選挙が実施され、それに伴いエル=ファッシ内閣は総辞職した。

脚注

[編集]
  1. ^ a b Morocco Names New Prime Minister”. TIME Magazine (2007年). 2007年9月20日閲覧。
  2. ^ Morocco's new PM named”. News 24 (2007年). 2007年9月20日閲覧。
  3. ^ King appoints conservative Abbas el Fassi Prime Minister”. Maghreb Arabe Presse (2007年). 2007年9月20日閲覧。
  4. ^ "Le roi nomme un nouveau gouvernement après des tractations difficiles", AFP (Jeuneafrique.com), October 15, 2007 (フランス語).
公職
先代
ドリス・ジェトゥー
モロッコの旗 モロッコ王国首相
2007 - 2011
次代
アブデルイラーフ・ベン・キーラーン