北条 時行は、鎌倉時代末期から南北朝時代の武将。鎌倉幕府最後の得宗・北条高時の次男。先代の武家の筆頭である高時と室町幕府創始者当代の武家の棟梁である足利尊氏との中間の存在として、中先代とも呼ばれた。建武政権期、北条氏復興のため、鎌倉幕府の残党を糾合して鎌倉街道を進撃し、建武2年(1335年)に中先代の乱を引き起こした……