Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/流鬼国 20190711

流鬼国 - ノート[編集]

選考終了日時:2019年7月24日 (水) 16:18 (UTC)

  • 反対 執筆者による加筆により問題点は解消されたと考えられるため、反対票を取り消します。--Loasa会話2019年7月19日 (金) 13:27 (UTC) もともと歴史資料自体が乏しい民族集団の記事だけに、この程度の記述が精一杯とも考えられ、賛成票とすべきかどうかかなり迷ったのですが、やはり下記の理由により反対票とします。[返信]
出典について
  • 単一の出典
出典はすべて 菊池俊彦『平凡社新書 491 オホーツクの古代史』平凡社、2009年。  からの参照または引用となっています。もしかすると現時点で当民族に関する研究者はこの人しかいないのかもしれないし、そして近年は菊池による説が受け入れられているとはいえ、ただ一人の筆者による一冊の著書にすべてを負うというのは信頼性の点でも問題があると思います。特に、後述するように「菊池の説が有力、受け入れられている」という事自体を言及した(菊池以外の著者による)出典は絶対に必要です。そして、そういうからには、他にも流鬼国の研究者は何人か存在して、流鬼国についての論考なども存在しているということでしょうから、そういった人たちの論考や論文も参照すべきでしょう。
  • 出典の密度
だいたい段落ごとに出典が付けられています。何も一文ごとにいちいち出典を付けろ、とまでは言いませんが、これでは少々粗すぎるように感じます。特に「また」「なお」「加えて」「その上」などの接続詞の後に繋がる文は、それ以前の文とは別の出典であってもおかしくはない場合も多いので、少なくともこの種の接続詞の前の文に関しては、たとえその後の文と同一の出典の同一のページからの参照であっても、別に出典表示をしてもらった方がよいと思います。
§2 研究史
  • 「近年では菊池俊彦による考古学研究の成果に基づいた流鬼国=樺太島のオホーツク文化人説が受け容れられつつある。 」
「受け入れられつつある」というからには、菊池以外の研究者なり専門家なりがそう評価している出典が必要です。 冒頭部にも「オホーツク文化人(現在のニヴフ人)に当てる説が有力である」とありますが、こちらも同様に「有力である」と述べている出典が必要です。
§2.6 菊池俊彦説(1979年ほか)
そしてまた、肝心の「菊池俊彦説」を解説した本節にinline citation 方式での出典が付いていないというのも致命的です。おそらく参考文献節に挙げた三冊が当節の出典と思われますが、general reference 方式による出典提示は(禁止されているわけではないが)GA記事としてはいただけません。
--Loasa会話2019年7月14日 (日) 08:31 (UTC)[返信]
  • コメント 初稿の執筆者です。詳細なご指摘、ありがとうございました。ご指摘のあった箇所についてできる範囲で加筆してみましたが、まだ修正すべき点等ございましたらご指摘下さい。
--カラ会話2019年7月15日 (月) 15:53 (UTC)[返信]
  • 賛成 流鬼国という主題について言えば、史料状況と現状わかっていることから考えて、Wikipedia記事が①史料における叙述の確認、②研究動向、という記事構成になるのは必然的なものであろうと思われ、主題に対する記事の内容・構成という意味では現状は適切な形に収まっていると思います。上記の指摘について加筆が行われたこともあり、良質な記事として十分なものになっていると考えます。 --TEN会話2019年7月16日 (火) 15:42 (UTC)[返信]
  • コメント 加筆ありがとうございます。上で指摘した点については改善されていると思います。
資料と釈文の出典
「唐代の記録」節では「史料」として、唐代の歴史資料から幾つかの引用がありますが、オリジナルの資料を参照したとは思えず、当然、近現代の何らかの資料から引用したものでしょうから、その引用元の書誌情報も必要です。引用文の解釈についても同様です(おそらく引用元の資料と同一のものと思われますが)。あるいは、引用文も釈文も菊池の書籍の中に書かれているものをそのまま引用したのであれば、その書誌情報とページ数が必要です。引用部分を含めた解説文全体の出典情報の中に引用部分も含まれているとしても、このように古文書から直接引用した部分については別に引用元を示す必要があります。そうすべき理由については(歴史記事を多数執筆されているカラさんにとっては釈迦に説法かもしれませんが)、ノート:ローマの建国神話説明していますのでご参照ください。
出典
  • 出典10「蓑島 2006」、出典22,24「蓑島 2015」、出典23「蓑島 2010」
いずれも該当する資料の書誌情報が見当たりません。
また、各章の独立性が高い論叢書などからの参照の場合は、{{cite book}}のchapterまたはcontibutionフィールドを使って、参照した論文(または章)のタイトルと著者を指定する方が望ましいです。例えば、もしかすると「蓑島 2010」 というのは、 菊池, 俊彦 編『北東アジアの歴史と文化』北海道大学図書刊行会、の「蝦夷と粛慎」(蓑島栄紀)を示しているのかも知れませんが、この場合の書誌情報は
{{Cite book|和書|last=蓑島|first=栄紀|chapter=蝦夷と粛慎|editor=菊池俊彦| title=北東アジアの歴史と文化|pages=〈その論文のページ数〉|publisher=北海道大学図書刊行会|year=2010|date=2010-12-25|isbn=978-4-8329-6734-2|ref=harv}}
などと書く方が望ましいです。
--Loasa会話2019年7月17日 (水) 02:19 (UTC)[返信]
  • コメント 再度ご指摘のあった箇所について修正してみました。本記事の{{cite book}}は自分の投稿後の編集者が記事に導入したもので、自分も見よう見まねで使っていましたが、今回のご教示でよりよい使用法を学ぶことができました。ありがとうございます。
--カラ会話2019年7月18日 (木) 13:17 (UTC)[返信]
  • 賛成 加筆ありがとうございます。指摘点がほぼ修正され、良質な記事にふさわしい内容になったと思いますので、反対票を取り消して賛成票といたします。--Loasa会話2019年7月19日 (金) 13:27 (UTC)[返信]
  • 賛成 わからないことが多いようですけど、現状の研究水準だと書けるのはこの程度が限界なのだろうと思います。良質な記事の水準に達しているものと思います。--Tam0031会話2019年7月20日 (土) 14:43 (UTC)[返信]

賛成のみ3票の状態が48時間継続のため、早期終了・通過となります。--Tam0031会話2019年7月23日 (火) 13:34 (UTC)[返信]