Wikipedia:井戸端/subj/日本での有償の記事編集と開示条件

日本での有償の記事編集と開示条件[編集]

日本での有償の記事編集と開示条件は、英語版のものと同じで、支払者のみを開示すれば、金額や自分自身の実名は出さなくてよいと考えていいのでしょうか。(規約への内部リンクの作り方わかりませんでした) おそらく、日本語版では英語版よりも厳しい条件で対応した方がいいと考え、記事のノートにて実名を開示したほうがいいか考えてみています。家族と少し話合っているのですが、私が自分のDNA検査結果を含んで、未診断の病の診断を訴える電子書籍を執筆しているために、できればノートからFacebookの実名ページヘのリンクといった程度の開示にとどめておきたいと思っております。実際のところは、そうすぐに有償の記事編集の仕事が来るわけでもないのですが、Wikipedia上で実名が知られるかどうかは重大な案件であるため、早めに検討をしておきたいのです。

合わせて、執筆中の電子書籍を記しながら気づいたことをWikipediaの様々な希少疾患のページに反映させたいのですが、その書籍からのバイアスが導入されているとの指摘を後で受けるのが気になって筆が進みません。希少疾患は患者数が少ないことが特徴で、患者がパワー不足で書けない状態が慢性化しており、ほとんどの疾患について日本語版は英語版よりも見劣りします。そのことがまた情報不足で希少疾患の患者を孤立させ、多くは暮らしていくのがやっとのことで、まとまった時間を作ってWikipediaの書式を覚えて削除の憂き目に遭いながら執筆などしようとはなかなか思わないという悪循環に陥っています。この状況を改善しようと、自分で電子書籍を執筆しているのですが、どうしても医療批判となるので、実際に紙媒体とできるのはまだ先のことになりそうです。しかし、その過程で得た知識は、早めにWikipediaの各疾患のページヘと反映させた方が良いだろうと思われ、そういった作業の前に、透明性のため、執筆中の電子書籍ペンネームによるブログについては、ここで明かすことにいたしました。ブログ中でこの件に言及しているのは、2箇所()です。

こういった先例がすでにあるといいのですが、探した限り見つけたのは井戸端の営利目的についての議論から辿って、ノート:ショパールのみでした。実名までは明かしていないようですが、Wikipediaの開示基準は現在でも満たしています。

先例のように、雇用主を開示するという規約を満たし、透明性に配慮する態度さえ示せば、有償による寄稿は日本語版でも許容されていると考えていいのでしょうか。それとも実は別の議論があるのでしょうか。--Shellfrozen会話2015年3月11日 (水) 05:22 (UTC)[返信]

「日本語版では英語版よりも厳しい条件で対応した方がいい」というのはなぜそうお考えになったのでしょう。Wikipedia:利用規約はすなわちwmf:利用規約にリダイレクトされており、これはただのwmf:Terms of Useの翻訳です。利用規約は全プロジェクトで共通のこれ1つであり、日本語版ウィキペディアで独自の規約は設けていないはずです。一方で、Shellfrozenさんのご事情を全て理解しきったわけではないのですが、Shellfrozenさんはご自身の意思で寄稿しているのであり、誰かからウィキペディアを編集することそのものを委託されて報酬を受けているわけではないのであれば、そもそも有償受託寄稿はあまり関係のない話なのではないかと思います。あなたがウィキペディアに書く文章と電子書籍に書く文章は別のものですよね?--朝彦会話2015年3月11日 (水) 06:42 (UTC)[返信]
私が知る限り、日本には一人もウィキペディアン・イン・レジデンスがいないように見受けられることが、営利目的の寄稿として厳しいと考える理由です。実名を明かしているウィキペディアンが米国よりも著しく少ないと思われることも気になっています。ウィキペディアに書く文章と電子書籍の文章は別のものですが、稀に部分が似ています。例えば、希少疾患のページにある、日本、ヨーロッパ、米国での希少疾患の法的人口比が0.04%、0.05%、0.06%という数値は、まとめて出したのは、私の電子書籍が初めてで他で読んだことがないので、きわどいです。ただ、繰り返しになりますが、仰るとおり、文章としては別物です。--Shellfrozen会話2015年3月11日 (水) 07:06 (UTC)[返信]
失礼しました、「営利目的の寄稿」はミスです。有償ではあるが、営利目的にならない中立的な記述で寄稿するというべきでした。--Shellfrozen会話2015年3月11日 (水) 07:08 (UTC)[返信]
Shellfrozenさんは電子書籍を販売して(営利目的ではないにせよ)代金としていくばくかの金銭を受け取る、しかしWikipediaの編集作業そのものに対して誰かから金銭を受け取る訳ではないんですよね? 有償受託寄稿はステルス・マーケティングのようなものを想定したもので、Shellfrozenさんの事情が今私が前述したようなものならば、有料受託寄稿には当たらないと思います。むしろShellfrozenさんが気をつけた方がよいのは、自著作物の持ち込みでしょう。また、希少疾患の法定人口比がShellfrozenさんの著作以外に全く掲載されていない事柄ならば、独自研究の発表済み情報の合成として、削除される可能性があると思います。--Focaccia会話2015年3月11日 (水) 12:40 (UTC)[返信]
もうしわけありません。ペンネームや実名の開示と絡んで、2つのことが関連して起こるため、説明を分けたつもりなのですが、うまくなかったようです。ペンネームを開示しておかないと、電子書籍の内容と似せていた、電子書籍の内容を持ち込んでいた、それも「こっそり」とやっていたことが、「あとに」なってわかったということになるとまずいです。そのために、今回、ここでご相談したのが1件。仰るとおり、独自研究の可能性が生じてくるので、そういった前例があればどう扱ったか知りたく、ご相談しています。前例がなければ、私自身が注意を払い、みなさんには私の記事をそういう目で見て監視していただくしかないです。職業的に執筆を専門とする者がウィキペディアの執筆にも手を伸ばしやすいと考えられるため、実際にはこういったケースは私以外にも存在するはずです。ユーザ名で行っているから知られていないだけで。それと関係して、もう1件は、米国ではウィキペディアン・イン・レジデンスたちが有償で編集をしているのを、日本でも可能なのだろうかという確認です。実際には、ユーザ名で活動しているウィキペディアン・イン・レジデンスがいるとは思えません。調べた限り全員が実名、または実名と思えるペンネームで活動しているようでした。報酬を得ながら、中立の記事をユーザ名で書くのは元々無理があると思います。実名の方が中立の記事が書けるに決まっています。それに関して、日本のコミュニティとして、規約以外の何らかの合意がすでに存在するわけではないことを確認したいということです。後者は、もう答えが出ていると思います。どうやら規約どおりに解釈してよいようです。実際には実名を明かさないと雇用主だけが開示されるため雇うとは思えませんが、実名を明かすことの価値を事前にはっきりさせたかったのです。--Shellfrozen会話2015年3月11日 (水) 15:07 (UTC)[返信]
Shellfrozenさんの事情に対する私の類推は間違っていたみたいですね。Shellfrozenさんは将来、Wikipediaへの寄稿をShellfrozenさんのビジネスにしたいと考えておられるということでしょうか? 「電子書籍の内容と似せていた、電子書籍の内容を持ち込んでいた、それも「こっそり」とやっていたことが、「あとに」なってわかったということになるとまずいです。」というのは、著作権的に「まずい」と仰っているのではなく、報酬に関わる契約を結ぶ際にデメリットになる、「まずい」ことになる可能性をお考えということでしょうか? 単に著作権的に「まずい」とお考えなら、それは自著作物の持ち込みをお読みいただければ解決すると思います。
独自研究は別の話です。ShellfrozenさんによるWikipediaの編集内容が独自研究として削除されないようにするためには、出典を明記するをお守りいただければ解決すると思います。逆に言えば、出典を明記しながら記事を書いていくと、どうしても出典をつけられない部分に行き当たる、つまりその部分はShellfrozenさんの独自研究なのだ、すなわちWikipediaには掲載できない部分なのだ、とお考えください。「中立的」というのを随分気にされていますが、これも出典を明記することで解決できる部分は大きいです。実名か匿名かは無関係です。--Focaccia会話2015年3月11日 (水) 23:00 (UTC)[返信]
あれ、Shellfrozenさんの電子書籍はまだ公刊されていないのだから、持ち込みではなく単純なウィキペディアへの寄稿ではありませんか? 寄稿された内容はクリエイティブ・コモンズの表示-継承で使えるわけですから、内容を誰が有償で売ろうと自由なのですよ。有償で売るのが寄稿者本人であっても、第三者であっても。これは有償受託寄稿とは別の話です。--朝彦会話2015年3月11日 (水) 23:23 (UTC)[返信]
Focacciaさん、そうですね。独自研究的に、著作権的に、報酬に関わる契約で「まずい」、どれもありうると思います。そのまずいを予防するために自分の情報をある程度出すことにしました。
朝彦さん、そうです。公刊されていないかどうかは、出版のシステムによるため、執筆中のステータスのままパブーで公開しているというのは、公刊されている、されていないは判断が分かれます。ブログレベルとしては既に公表しているという判断になるのですが、書籍と考えた場合に公表はしているがISBNが割り当てられていない状態のままなので、公刊の定義によります。パブーだと、Amazonへ100円出品することでISBNが割り当てられるのでその時点で狭義の公刊となるのだと思います。ともかく、今回は恐れていたほど予想外の決まり事があるわけではないと知って安心しました。問題は規約の一部がまだ英語のままなので、私自身が完全には頭に入っていないことです。もっと深く調べるために日本語訳を作る時間がとれるかどうか、ちょっと考えます。--Shellfrozen会話2015年3月12日 (木) 00:42 (UTC)[返信]
ああ、すみません、ブログをやっておられるっておっしゃってましたね。見落としていました。ブログでも立派な著作物の公表です。(いまさらですがブログの幾つかの記事を拝見し、井戸端でのご質問に至った経緯をなんとなくですけど理解しました。)ここで記事を成す要素を「各事実」「構成」「表現」の3つにわけるとわかりやすいでしょうか? 独自研究や中立的な観点が問題になるのは各事実と構成、著作権が問題になるのは構成と表現です。各事実や事実を元にした主張を紹介する際は、ウィキペディアに書けるのは独立した、刊行済みの情報源にて公表済みの情報や意見のみです。著作物の持ち込みの手続きが必要となるのは、自分が他所(電子書籍もブログも含む)で展開した論じ方や、個々の文の表現そのものを再利用するときのみです。有償受託寄稿が問題となるのは、それが悪いことであるからというのではなく、事実の取捨選択などにおいて中立的な観点を保つのが構造上困難かもしれないにもかかわらず、百科事典としてウィキペディアが成功するためには有償で寄稿する人の存在を排除しきってしまうのはマイナスだからです。ウィキペディアン・イン・レジデンスはまさにそういう例ですし(日本ではほぼ皆無なのは残念です)、研究者、営利媒体にも寄稿している識者などは境目が曖昧になります。一方日本語版ウィキペディアにおいてはいかなる金銭の授受も悪として排除するべきとする論説や、宣伝と混同している意見を以前見た記憶がありますが、お気づきのようにそうした完全なる排除はむしろウィキペディアの発展を阻害するので、遵守すべきルールをはっきりさせておこうという趣旨のものがあの有償受託寄稿をめぐる取り決めであり、概ねこのあたりの認識は既にShellfrozenさんもよく理解されているのではないかと思います。さて、投稿しようと思われている内容にはまだ充分に世間に浸透していない事項やもしかすると医療批判も含まれるかもしれないとのことですが、こうしたトピックは論争を呼びがちなのはおわかりかとおもいますので、少しむずかしい分野であり、慎重になられるのは良いことです。偏った記述であるとみなす利用者もいるでしょうから、記述の帰属をはっきりさせ、具体的・客観的な記述に終始することが一層重要になります。方針やウィキペディアのビジョンに反しないよう注意深く進めておられるのはよくわかりますので、そのまま進めていかれると大丈夫ではないかと思います。また、規約については、私も翻訳をよくやっている人間ですのにそういった大事な翻訳にあまり関心を払ってこなかったのを悪く感じています。せっかくここで参照したので、規約や有償寄稿のFAQなどは近いうちに取り組んでみようと思っています。--朝彦会話2015年3月12日 (木) 02:58 (UTC)[返信]