Layer By Layer

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Layer By Layer(レイヤー・バイ・レイヤー、略称LBL)は、ルービックキューブの解法の一つ。 近年では、特にCross、F2L、OLL、PLLの頭文字を取って、CFOPと呼ぶことも多い

概要[編集]

ルービックキューブの構造を3層と見て、各層を順に揃えていく解法。現在スピードキュービストの中では最もポピュラーであり、最速完成のベースとして知られている。現在主流であるCFOPはLBLを更に高速に揃えるために発展したメソッドと言える。 CFOPのスタンダードメソッドとしては2017年現在、Cross以降はF2Lが41手順、OLLが57手順、PLLが21手順の合計119手順が知られている[1]。 この119手順のうち、Cross以降は完全1面を6手順(基本3+例外3[2])、F2Lを2手順、上面クロスを1手順、OLLを1手順、3段目コーナーを揃える1手順、3段目エッジを揃える1手順の最低12手順だけで(配色パターンによって持ち替えて同じ手順を数回繰り返す事で)揃えることが可能である。初心者が記憶するにはツクダ式よりも手順が多いが、1つの手順は90度回転が3回~10回ほどであり、回転させる箇所も上面(U)・正面(F)・右面(R)・下面(D)の4ヶ所で済み、回転パターンが他の手順にも応用しやすいという利点がある。

Layer By Layerの中でも、アメリカのJessica Fridrichによって考案されたFridrich Methodがよく知られており、彼女自身この解法を用いて平均17秒完成を達成し、当時17歳にして世界チャンピオンの座に輝いた。

2017年現在、スピードキュービングの最速を競っている選手はOLLから6面を意図的に完成させる手順(Orientation of Last Layer and Corner Permutation OLLCP)を用いているが、これ自体は331手順とかなり多い。それでも利用すればPLLをキャンセル出来る確率が通常のOLLよりも6倍に跳ね上がる為、OLLCPはスピードキュービストの命題となっている[3]。 その他、CFOPを基にしたサブステップが日々研究されている。

完成までの流れ[編集]

LBLでは、以下の4つの流れに従って6面を完成させる。

CROSS[編集]

CROSS

一番初めに行う手順。

上面または下面に少なくとも十字ができるようにキューブを移動する。

この時、十字の側面の色も同時に揃える。

F2L[編集]

完全一面
F2L

F2Lは、First Two Layer(ファースト・ツー・レイヤー)の略称。

2層目までを揃える。CROSSの手順も初めの2層に含まれているが、一般にF2LはCROSS後の手順を指す。

入門手順では、まずは完全1面を完成させてから2層目を揃える。

OLL[編集]

上面クロス
OLL

OLLは、Orienting Last Layer(オリエンティング・ラスト・レイヤー)の略称。

3層目の上面の色を合わせる手順。

入門手順では、まずはエッジキューブの上面の色を合わせてから(この状態を上面クロスと呼ぶ場合もある)、残りのコーナーキューブを合わせる。

PLL[編集]

PLLは、Permuting Last Layer(パーミュティング・ラスト・レイヤー)の略称。

最後の手順。3層目の各キューブを正しい位置に移動させ、完成させる。

入門手順では、まずはコーナーキューブを正しい位置に移動させてから、残りのエッジキューブを正しい位置に移動させて完成させる。

参考文献[編集]

  • 『頭を鍛えるルービックキューブ完全解析!』宝島社、2005年。
LBL法のパターンが網羅されている。

脚注[編集]

  1. ^ ルービックキューブを速く揃えられるようになるには
  2. ^ コーナーピースが90度回転している場合、例外ステップを経て基本ステップを回す手順がある。
  3. ^ ルービックキューブ世界記録4.90秒の凄さを一般人にも分かりやすく解説

外部リンク[編集]