IAR-14 (航空機)
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IAR-14(ルーマニア語:IAR-14パイスプレゼチェ)は、ルーマニア初の国産戦闘機。
概要
[編集]IAR-14は、低翼単葉の訓練戦闘機で、1930年代にIAR(Industria Aeronautică Româna)で開発された。原型機となったIAR-12をもとに、機体設計は1933年に仕上げられた。機体は、後部は木製、前部はジュラルミン製の混合構造となっていた。エンジンにはIAR-12同様ロレーヌ・ディートリヒ 12(Lorraine-Dietrich 12)が採用され、このエンジンはIARでライセンス生産された。武装は、機首に2 門のヴィッカース製7.7 mm機銃を搭載した。初飛行は1933年6月に実施され、9月にはルーマニア航空隊から20機の発注を受けた。生産は、第二次世界大戦開戦直前の1939年まで続けられ、戦中は練習機として使用された。
スペック
[編集]- 翼幅:11.7 m
- 全長:7.32 m
- 全高:2.5 m
- 空虚重量:1150 kg
- 離陸重量:1540 kg
- 発動機:ロレーヌ・ディートリヒ 12 ×1
- 出力:450 馬力
- 最高速度:294 km/h
- 航続距離:600 km
- 飛行上限高度:7500 m
- 乗員:1 名
- 武装:ヴィッカース製 7.7 mm機銃 ×2
関連項目
[編集]1930年代の単葉戦闘機