Homunculus loxodontus

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『Homunculus loxodontus』
作者Margriet van Breevoort (nl)
製作年2016年 (2016)
所蔵Leiden University Medical Center, Leiden, Netherlands

Homunculus loxodontus(ホムンクルス・ロクソドントゥス)はオランダの芸術家マルグリート・ヴァン・ブレーヴォート (Margriet van Breevoort) による彫刻ライデン大学病院のために作られ、2016年春に設置された[1][2]。名前のHomunculusはホムンクルスを、loxodontusはアフリカゾウ属の属名(Loxodonta)を表しており、ホムンクルスの象という意味。

この彫刻はЖдун (ロシア語)/ Почекун (ウクライナ語)/ Пачакун (ベラルーシ語)( Zhdun / Pochekun / Pachakun、「待ってる人」を意味する)とも呼ばれ、ソビエト圏の国々で人気を得た。英語圏の国では「Wosh」と呼ばれている。日本語圏では「待ってる者」「ポチェくん」などと呼ばれている。

組成[編集]

作者によると、彫刻は医者の診療所で待つ人々の感情を象徴している[1]

インターネットミーム[編集]

2017年、ロシアと東欧諸国の国々で彫刻はインターネットミームとなり、絵画、写真、ビデオ、その他様々な媒体などでコラなどが作られた。ロシアのメディア企業CD Landは、2017年に彫刻の使用権を購入し、たとえばアニメシリーズを通じて使用する予定であるという[1][3][4]

脚注[編集]

関連項目[編集]

  • 加藤泉-日本の彫刻家。2004年制作の「無題 2004」を元にした英語圏コミュニティによる創作ストーリーがSCP財団を生み出すきっかけとなった。加藤は利用を非商用に限ることを条件として非積極的な容認の意向を示している。
  • Momoチャレンジ-2018〜2019年に世界的に拡散されたデマ、フェイクニュース。日本の造形作家相蘇敬介が制作した姑獲鳥の人形の画像が無断で使用された。

外部リンク[編集]