南海天王寺支線
天王寺支線(てんのうじしせん)は、大阪府大阪市西成区にある南海本線の天下茶屋駅から分岐し、同市天王寺区にある天王寺駅までを結んでいた南海電気鉄道の鉄道路線である。大阪市営地下鉄堺筋線の天下茶屋駅延伸と南海電鉄の天下茶屋駅の高架化により1993年に全線が廃止された。
路線データ
- 路線距離(営業キロ):2.4km
- 軌間:1067mm
- 駅数:4駅(起終点駅および、飛田本通駅含む)
- 複線区間:全線複線(天下茶屋~今池町間廃止以後は単線)
- 電化区間:全線電化(直流1500V)
- 閉塞方式:
運行形態
部分廃止前は7000系などの2両編成で運行されていたが、1984年11月18日の部分廃止後は1521系の単行運転での往復運転となった。この時、天王寺支線に閉じ込められたのは1524と1526の2両で、路線廃止後現地解体されるものと思われたが奇跡的に運び出された。
歴史
- 1900年10月26日 天下茶屋~天王寺間が開業。
- 1907年11月11日 天下茶屋~天王寺間が電化。
- 1931年8月20日 天下茶屋~天王寺間が複線化。
- 1949年6月20日 天下茶屋~天王寺間に今池町駅が開業。
- 1984年11月18日 天下茶屋~今池町間1.1kmが廃止。今池町~天王寺間が単線化。南海天王寺駅移転により0.1km短縮。
- 1984年12月10日 今池町~天王寺間に元の複線線路上に飛田本通駅が開業。
- 1993年4月1日 天王寺~今池町間1.2kmが廃止され、全線廃止。