B型肝炎ワクチン

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B型肝炎ワクチン
ワクチン概要
病気 B型肝炎
種別 サブユニット
臨床データ
販売名 Recombivax HB
Drugs.com monograph
MedlinePlus a607014
識別
CAS番号
 チェック
ATCコード J07BC01 (WHO)
ChemSpider none ×

B型肝炎ワクチン(Bがたかんえんワクチン)はB型肝炎を予防するワクチンである [1]。初回投与は生後24時間以内が勧められ、後に2回または3回の再投与が勧められる[1]。免疫機能の乏しい人やHIV/エイズ患者や早産の新生児の場合も同様である[1]。さらに、病院などの医療機関で働く人たちへの投与も勧められる[2]。健常者の定期予防接種の効果は95%以上である[1]

感染リスクの高い人は、血液検査によるワクチンの効能検査が勧められる[1]。免疫機能の乏しい人には追加投与が必要となる場合があるが、ほとんどの人には不必要である[1]。予防接種を受けておらず、B型肝炎ウイルスに曝露した場合はワクチンに加えB型肝炎免疫グロブリンも投与するべきである[1]。ワクチンの投与法は筋肉注射である[1]

B型肝炎ワクチンによる重度の副作用は非常に稀である[1]。穿刺による痛みが生じることがある[1]妊娠中または授乳期の投与も安全である[1]ギラン–バレー症候群との関連はない[1]。現在のワクチンは組換えDNAの技術を使って生成されたものである[1]。このワクチンは単体または他のワクチンと組み合わさったものがある[1]

最初のB型肝炎ワクチンは1981年にアメリカにて承認された[3]。遺伝子組換え版が市場に出始めたのは1986年である[1]。このワクチンは世界保健機関の必須医薬品リストに記載されており、最も効果的で安全な医療制度で必要とされる医薬品である[4]。2014年の開発途上国での卸売価格は$0.58~$13.20米ドルである[5]。米国では$50~$100で購入できる[6]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o “Hepatitis B vaccines WHO position paper”. Weekly epidemiological record 40 (84): 405–420. (2009年10月2日). オリジナルの2015-12-02時点によるアーカイブ。. http://www.who.int/wer/2009/wer8440.pdf. 
  2. ^ Chen, W; Gluud, C (2005年10月19日). “Vaccines for preventing hepatitis B in health-care workers.”. The Cochrane Database of Systematic Reviews (4): CD000100. doi:10.1002/14651858.CD000100.pub3. PMID 16235273. 
  3. ^ Moticka, Edward. A Historical Perspective on Evidence-Based Immunology. p. 336. ISBN 9780123983756. https://books.google.com/books?id=2TMwAAAAQBAJ&pg=PA336. 
  4. ^ WHO Model List of Essential Medicines (19th List)”. World Health Organization (2015年4月). 2016年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月8日閲覧。
  5. ^ Vaccine, Hepatitis B”. International Drug Price Indicator Guide. 2015年12月6日閲覧。[リンク切れ]
  6. ^ Hamilton, Richart (2015). Tarascon Pocket Pharmacopoeia 2015 Deluxe Lab-Coat Edition. Jones & Bartlett Learning. p. 314. ISBN 9781284057560. 

関連項目[編集]