A∞-オペラド
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代数学、代数的トポロジー、あるいはオペラド理論において、A∞-オペラドとは、積写像のパラメータ空間で、連接ホモトピーの類似概念である。
定義
[編集]位相空間上の対称群の作用によって構成されるオペラドAはA∞と呼ばれ、その'A(N)'の全体がなす空間はΣn-オペラド空間(ΣN対称群であり、乗算作用(N∈N)を有する)となる。その空間'A(N)'が可縮である場合は、非Σオペラドが構成され(非対称オペラドと呼ばれる)、オペラドAはA∞となる。位相空間以外の圏では、可縮を鎖複体の圏と擬同型なものに置き換える必要がある。
An-オペラド
[編集]用語の文字Aは「連想」を表し、無限大記号は、「任意」よりも高いホモトピーまで連想性が必要であることを意味する。より一般に、 An- オペラド ( n ∈ N )が定義でき、これは特定のレベルのホモトピーまでしか結合しないパラメータ乗算を持つ。
A∞-オペラドと単ループ空間
[編集]空間Xを体上の多元環とすると、 BXはループ空間となる。 の連結成分のπはモノイド基底となる。体上の多元環である場合、 -オペラドは -空間になる。ループ空間において、この特性による3つの結果がある。まず、ループ空間は -空間になる。第二に、接続された-空間Xがループ空間になる。第三に、切断可能で群完備な -空間はループ空間となる。
ホモトピー理論における-オペラドの重要性は、-オペラドとループ空間上の代数関係に由来する。
A∞-代数
[編集]-オペラド上の多元環は-代数と呼ばれる。例えば、シンプレクティック多様体の深谷圏がある(擬正則曲線も参照)。
例
[編集]有用ではないが最も自明な -オペラドの例は次式で与えられる。 。このオペラドは、結合法則の積を表している。定義上、この-オペラドはホモトピー同値な写像を持っている。
スタシェフによるポリトープで与えられる -オペラドとしてアソシアヘドラがある 。
組み合わせ論の例として、微小階差のオペラドがある:空間は単位区間から、n個の互いに素な区間への埋め込み全体で構成される。
関連項目
[編集]- ホモトピー結合多元環
- オペラド
- E-無限オペラド
- ループ空間