送金

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送金(そうきん)とは、お金を相手に手渡しではなく、銀行振込み、または郵便局から現金書留郵便為替などの手段で送ること。郵便為替による送金を最近[いつ?]では、Post Checkという言い方をすることもある。国外への送金(日本の場合「海外送金」)は、小口であれば、郵便局からの外国為替で送るのが、手軽で手数料も割安である。銀行振込みの場合は相互に銀行口座の指定が必要であるが郵便為替などを使用すれば銀行口座は不要であり、とくに西欧や発展途上国のように個人での銀行口座開設が容易ではない地域への送金などでは便利である。日本では「資金決済に関する法律」が2009年6月に成立し、銀行以外の事業者に小額の送金サービスが解禁され、銀行を介さない海外送金やP2P送金(携帯口座から携帯口座への直接送金等)などの新たな事業機会の創出が期待されている[1]

代表的な送金方法

  • 現金書留
    現金を専用封筒で送る方法。
  • 振込み
    当該記事参照。
  • 郵便為替
    普通為替と定額小為替がある。郵便封筒で相手に送る場合が多い。同人誌通信販売に多用される。
  • 小切手
  • パスポート
    氏名が口座名義、パスポート番号が口座番号となる。海外送金も可能。
  • その他
    居宅払、証書払いなどがある。イスラム教圏では約束手形en:Hundi の代わりに暗証番号が送金業者から交付されるen:Hawala という民間システムが存在し、出稼ぎ労働者に利用されている。

脚注

  1. ^ 「資金決済法による個人向け送金サービスの変革」木原裕子(NRI Knowledge insight2010.3 ㈱野村総合研究所経営戦略コンサルティング部)[1]