精米

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精米(せいまい)という語は、米を精白する事、それによって出来た白米の、二通りの意味で使われる。

  1. 玄米層を削り取る工程。「精米」、「精白」または「搗精」(とうせい)という。通常は柔らかい胚芽も一緒に剥がれ落ちる。
  2. 1.の工程を経て取り出された胚乳のみの。「精米」、「精白米」または「白米」という。なお、胚芽を残して糠層のみを削り取った米は「胚芽米」という。

日本国内における玄米及び精米の品質表示について定めた「玄米及び精米品質表示基準」(平成12年3月31日農林水産省告示第515号)第2条では、「精米」を「玄米のぬか層の全部又は一部を取り除いて精白したもの」と定義している[1]。「一部を取り除く」とは、精米の度合いを示す。玄米を0、白米を10割の精米率とし、何割精米しているかで、5分づき米・7分づき米というように区分する。「づき」とは「米搗き」のことで、昔は杵や棒で米をついて精米していた名残である。白米の包装には名称として「精米」と、精米年月日が表記される。

脚注

  1. ^ 「玄米及び精米品質表示基準」(平成12年3月31日農林水産省告示第515号)第2条

関連項目