時岡隆
時岡 隆(ときおか たかし、1913年 - 2001年9月30日)は日本の動物学者。京都大学名誉教授。山口県生まれ。
旧制山口高等学校を経て、1936年京都帝国大学理学部動物学科を卒業。その後、同大学の理学部助手、農学部助教授、農学部教授、理学部附属瀬戸臨海実験所助教授、同実験所教授に就任[1]。1975年から1977年には同実験所の所長を務める[2]。1977年、停年で退官、京都大学名誉教授。
動物系統分類学の権威であり、毛顎動物、有櫛動物、尾索動物といった海洋生物に関する科学論文を200以上残している。時岡に敬意を表して、少なくとも1ダース以上の種に彼の名がつけられている[3]。
また自然保護活動にも力を注ぎ、海域では初となる白浜町沿岸の環境保全特別区域指定に貢献し、1968年には和歌山県文化賞を授与されている[4]。