ボウル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Family27390 (会話 | 投稿記録) による 2020年10月25日 (日) 17:03個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

9~10世紀イランのボウル
ガラス製のボウル
陶製のボウル
和式便器のボウル部

ボウル (bowl) は、(はち)や(わん)のこと。

調理に使う深さのある容器や、同様の形態の食器を指す。底に緩やかに湾曲し、持ち運びを容易にし、縁の強度を向上させるため縁が飛び出て曲がっている。

概要

調理器具としてのボウルは、を練ったり食材を混ぜるのに利用される。素材は琺瑯ステンレスプラスチック耐熱ガラスなど。片手ハンドルや注ぎ口が付随したものもある。

食器としてのボウルには、サラダボウルシチューボウルカフェオレボウルなどがあり、茶碗状のものである。アメリカでは、牛丼 (beef bowl) など丼物のことをbowlと呼ぶことがある。また、球技場がすり鉢状になっていることをなぞらえて、スタジアムそのものをボウルと呼んだりそこで開かれる競技をボウルと称する場合がある。

また、飲食物の容器としての用途の他、水を入れて指先を洗うために用いるフィンガーボウルや水切り用のコランダーといったものもある。

他に、水洗便所便器の鉢部もボウルと呼ばれる。

参考文献

  • 食の器の事典(柴田書店)

関連項目