ソーンダース・マックレーン
ソーンダース・マックレーン(Saunders Mac Lane, 1909年8月4日 - 2005年4月14日)は、アメリカの数学者。
略歴
コネチカット州タフトヴィル生まれ。ゲッティンゲン大学にてパウル・ベルナイスに師事し、1934年に博士号を取得。1947年シカゴ大学教授に就任し、1982年同大学名誉教授。また、アメリカ数学協会会長(1951年-1952年)、アメリカ数学会会長(1973年-1974年)を歴任した。1986年スティール賞受賞。2005年、サンフランシスコにて没。
サミュエル・アイレンベルグと共に圏論を創設したことで知られる。自ら著した“Categories for the Working Mathematician[1]”(日本語訳タイトル『圏論の基礎』)は圏論に関する基礎的なテキストとなっている。
著作
- ガーレット・バーコフ、ソンダース・マクレーン共著『現代代数学概論』奥川光太郎・辻吉雄共訳、白水社、1954年。
- ガーレット・バーコフ、ソンダース・マクレーン共著『現代代数学概論』奥川光太郎・辻吉雄共訳(改訂新版)、白水社、1961年。
- ガーレット・バーコフ、ソンダース・マクレーン共著『現代代数学概論』奥川光太郎・辻吉雄共訳(改訂3版)、白水社、1967年。
- 『数学 - その形式と機能』赤尾和男・岡本周一共訳、森北出版、1992年5月。ISBN 4-627-01830-4。
- ソーンダース・マックレーンほか著『数学の基礎をめぐる論争 21世紀の数学と数学基礎論のあるべき姿を考える』田中一之編・監訳、シュプリンガー・フェアラーク東京、1999年2月。ISBN 4-431-70797-2。
- 『圏論の基礎』三好博之・高木理訳、シュプリンガー・フェアラーク東京、2005年7月。ISBN 4-431-70872-3。
脚注
- ^ “Categories for the Working Mathematician”. www.springer.com. Springer. 2020年12月14日閲覧。