室内楽
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室内楽(しつないがく、イタリア語: musica da camera、英語: chamber music)とは、少人数編成の重奏、すなわち1声部に1人の独奏者が配される器楽である[1][2][3]。通常2人から9人くらいまでで編成される[2][3]。
16世紀中葉のイタリアで、キリスト教教会で用いられる教会音楽に対し、王侯貴族の館の部屋で演奏される世俗音楽を指す「ムジカ・ダ・カメラ」(部屋の音楽)という言葉が用いられ始めた[1]。バロック音楽では、教会堂や劇場以外の、室内を会場とする音楽全般を意味し、独奏・声楽・管弦楽を含んでいた[4]。古典派音楽の時代に近代室内楽が成立し、弦楽四重奏・弦楽三重奏・弦楽五重奏・ヴァイオリンソナタ・ピアノ三重奏・ピアノ四重奏・ピアノ五重奏・フルート四重奏・クラリネット五重奏・木管五重奏などの定型が形成された[1]。
脚注
- ^ a b c “室内楽しつないがく chamber music英語 Kammermusikドイツ語 musique de chambreフランス語 musica da cameraイタリア語”. 日本大百科全書. 2018年7月17日閲覧。
- ^ a b “しつないがく【室内楽】”. 大辞林第三版. 2018年7月17日閲覧。
- ^ a b “しつない‐がく【室内楽】”. デジタル大辞泉. 2018年7月17日閲覧。
- ^ “室内楽【しつないがく】”. 百科事典マイペディア. 2018年7月17日閲覧。