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植田重雄

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植田 重雄(うえだ しげお、1922年2006年5月14日)は、日本宗教学者早稲田大学名誉教授。

生涯

静岡県生まれ。早大文学部卒。1976年、「宗教現象における人格性・非人格性の研究」で文学博士(早大)。早大商学部助教授を経て、教授。1983年に定年退任、名誉教授。1999年、勲三等瑞宝章受章[1]

ヨーロッパ宗教民俗学や、キリスト教神秘主義を研究した他、師事した会津八一の著作の編纂・多くの評伝研究を著した。

著書

  • 旧約の宗教精神 早稲田大学出版部 1960
  • 存在の岸辺 抒情歌集 河出書房新社 1965
  • 会津八一 短歌とその生涯 文藝春秋 1969
  • 会津八一とその芸術 早稲田大学出版部 1971
  • 神秘の芸術 リーメンシュナイダーの世界 新潮選書 1976 
  • 宗教現象における人格性・非人格性の研究 早稲田大学出版部 1979.2
  • ヨーロッパ歳時記 岩波新書 1983.10
  • ヨーロッパの祭と伝承 早稲田大学出版部 1985.2 / 講談社学術文庫 1999.4 
  • 六曜星 歌集 アポロン社 1986.8
  • 聖母マリヤ 岩波新書 1987.3
  • 秋艸道人会津八一の生涯 恒文社 1988.7
  • 守護聖者 人になれなかった神々 中公新書 1991.11
  • ヨーロッパの心 ゲルマンの民俗とキリスト教 丸善ライブラリー 1994.9
  • 秋艸道人会津八一の芸術 恒文社 1994.12
  • ヨーロッパの神と祭 光と闇の習俗 早稲田大学出版部 1995.9
  • リーメンシュナイダーの世界 恒文社 1997.7
  • 坪内逍遥 文人の世界 恒文社 1998.6
  • 秋艸道人會津八一の學藝 清流出版 2005.2

共著編

  • 宗教者の言葉 信仰か信念か。この世を否定した人びと 田中元水林澄雄 評論社 1968
  • 秋艸道人会津八一書簡集 恒文社 1991.1

翻訳

  • ヘブライ人とギリシャ人の思惟 トーレイフ・ボーマン 新教出版社 1957
  • 歴史はスメールに始まる サミュエル・ノア・クレイマー 佐藤輝夫共訳 新潮社 1959
  • 人間の復興 マルティン・ブーバー 河出書房新社 1964
  • 石器時代への旅 秘境ニューギニアを探る H.ハーラー 近藤等共訳 新潮社 1964、河出書房新社 1978、新版2022
  • われとなんじ マルティン・ブーバー 現代人の思想 3・平凡社 1967
    • 我と汝・対話 マルティン・ブーバー 岩波文庫 1979.1
  • シレジウス瞑想詩集 加藤智見共訳 岩波文庫 全2巻 1992.3
アンゲルス・シレジウス(1624年 - 1677年)は、 ドイツの神秘主義の宗教家・詩人。

脚注

  1. ^ 「99年秋の叙勲 勲三等以上と在外邦人、外国人、在日外国人の受章者一覧」『読売新聞』1999年11月3日朝刊

参考記事

  • 著書に記載の略歴、死去時の新聞記事より。