ペミロラスト
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IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
販売名 | Alamast |
Drugs.com | monograph |
胎児危険度分類 |
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法的規制 |
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識別 | |
CAS番号 | 69372-19-6 |
ATCコード | none |
PubChem | CID: 57697 |
DrugBank | DB00885en:Template:drugbankcite |
ChemSpider | 51990 |
UNII | 2C09NV773M |
KEGG | D07476 en:Template:keggcite |
ChEMBL | CHEMBL1201198en:Template:ebicite |
化学的データ | |
化学式 | C10H8N6O |
分子量 | 228.21 g/mol |
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ペミロラスト(Pemirolast)はアレルギーの治療に用いられる肥満細胞安定化薬である。商品名アレギサール、ペミラストン。錠剤、ドライシロップ、点眼薬がある。
日本では1991年1月に気管支喘息について錠剤が承認され、1994年4月にアレルギー性鼻炎について承認された。ドライシロップの承認日は気管支喘息については1992年7月、アレルギー性鼻炎については1999年2月である[1]:1。点眼薬は1995年1月に承認された[2]:1。
2011年8月にはスイッチOTCとして審議・承認され[3]、第1類医薬品として、2012年1月に鼻炎用薬として発売され[4]、2014年1月にアレルギー用点眼薬として発売された[5]。
効能・効果
(医療用医薬品)
(一般用医薬品)
- (錠剤)花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和:くしゃみ、鼻みず、鼻づまり
- (点眼薬)花粉、ハウスダスト(室内塵)などによる次のような目のアレルギー症状の緩和:目の充血、目のかゆみ、目のかすみ(目やにの多いときなど)、なみだ目、異物感(コロコロする感じ)
副作用
治験での経口薬(錠剤、ドライシロップ)の副作用発現率は通算3.69%[1]:43、点眼薬は2.50%[7]であった。
経口薬で見られる主な副作用は、腹痛、下痢、嘔気、ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇、眠気等である[6]。
点眼薬で見られる主な副作用は、眼刺激感、眼瞼炎、眼瞼瘙痒感、眼脂、結膜充血等である[7]。
作用機序
抗原刺激によるイノシトール3リン酸、1,2-ジアシルグリセロール、ホスファチジン酸の産生を抑制し[1]:28 [2]:16、ケミカルメディエーターの遊離を抑制する。
- 抗原あるいは抗IgE抗体刺激によるヒスタミン、SRS-A等の遊離を強く抑制する。
- ヒト好酸球のPAF刺激による遊走を抑制する。
- ヒト好酸球からのロイコトリエンC4、ECP遊離を抑制する。
出典
- ^ a b c “アレギサール錠5mg/アレギサール錠10mg/アレギサールドライシロップ0.5% インタビューフォーム” (PDF). 田辺三菱製薬 (2012年2月). 2015年6月11日閲覧。
- ^ a b “アレギサール点眼液0.1% インタビューフォーム” (PDF). 参天製薬 (2015年2月). 2015年6月11日閲覧。
- ^ “一般用医薬品部会 審議(報告)品目一覧(2011年度第1回 11年8月18日開催)” (2011年8月18日). 2015年6月11日閲覧。
- ^ “[http://www.mt-pharma.co.jp/shared/show.php?url=../release/nr/2012/MTPC120106.html OTC医薬品(第1類医薬品)/アレルギー性鼻炎用内服薬 「アレギサール 鼻炎」 新発売のお知らせ]”. 田辺三菱製薬 (2012年1月6日). 2015年6月11日閲覧。
- ^ “OTC医薬品初登場!1日2回タイプのアレルギー専用点眼薬『ノアールPガード点眼液』(第1類医薬品)新発売”. 佐藤製薬 (2014年1月). 2015年6月11日閲覧。
- ^ a b “アレギサール錠5mg/アレギサール錠10mg/アレギサールドライシロップ0.5% 添付文書” (2015年4月). 2016年6月27日閲覧。
- ^ a b c “アレギサール点眼液0.1% 添付文書” (2013年7月). 2015年6月11日閲覧。
- Tinkelman DG, Berkowitz RB (February 1991). “A pilot study of pemirolast in patients with seasonal allergic rhinitis”. Ann Allergy 66 (2): 162–5. PMID 1994787.
- Kawashima T, Iwamoto I, Nakagawa N, Tomioka H, Yoshida S (1994). “Inhibitory effect of pemirolast, a novel antiallergic drug, on leukotriene C4 and granule protein release from human eosinophils”. Int. Arch. Allergy Immunol. 103 (4): 405–9. doi:10.1159/000236662. PMID 8130655.
- Abelson MB, Berdy GJ, Mundorf T, Amdahl LD, Graves AL (October 2002). “Pemirolast potassium 0.1% ophthalmic solution is an effective treatment for allergic conjunctivitis: a pooled analysis of two prospective, randomized, double-masked, placebo-controlled, phase III studies”. J Ocul Pharmacol Ther 18 (5): 475–88. doi:10.1089/10807680260362759. PMID 12419098.
- Kemp JP, Bernstein IL, Bierman CW, et al. (June 1992). “Pemirolast, a new oral nonbronchodilator drug for chronic asthma”. Ann Allergy 68 (6): 488–91. PMID 1610024.
外部リンク
- Mitsubishi Tanabe Pharma Corporation (2007年). “ALEGYSAL (English)”. 2008年9月2日閲覧。[リンク切れ]
- “DailyMed Announcements”. U.S. National Library of Medicine (2005年). 2008年9月2日閲覧。