末げん
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種類 | 特例有限会社 |
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本社所在地 |
日本 〒105-0004 東京都港区新橋2丁目15番7号 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 6010402007000 |
末げん(すえげん、新橋 末げん)は、1909年(明治42年)創業の老舗料理屋。東京都港区新橋2丁目15-7にある。創業者の丸源一郎が修行した店「末廣」と、彼の名前「源一郎」から「末げん」と称したのが「新橋 末げん」の起源である[1]。
三島由紀夫が自決前日の1970年(昭和45年)11月24日に楯の会のメンバー4名(森田必勝、小賀正義、小川正洋、古賀浩靖)と最後の晩餐をした場所として知られる[2]。三島らは、奥の間(五番八畳)で鳥鍋料理の「わ」のコース(1人15,000円)とビール7本で会食をした[3][4]。事件後、三島らが最後の晩餐をした座敷は半年先まで予約で満員となり、彼らが食した料理はその後、「三島由紀夫最後の晩餐コース」という名称でメニューに加わることとなった[5]。
三島由紀夫はこの店を、1954年(昭和29年)夏から1957年(昭和32年)頃まで交際していた女性(後藤貞子、旧姓・豊田)とも当時訪れ、この店で2人は初めて接吻を交わしたという[6][7]。ほかにも原敬、六代目菊五郎などの著名人が贔屓にした店である。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『決定版 三島由紀夫全集42巻 年譜・書誌』新潮社、2005年8月。ISBN 978-4106425820。
- 安藤武『三島由紀夫の生涯』夏目書房、1998年9月。ISBN 978-4931391390。
- 岩下尚史『見出された恋 「金閣寺」への船出』雄山閣、2008年4月。ISBN 978-4639020240。 - 文庫版(文春文庫)は2014年8月 ISBN 978-4167901639
- 岩下尚史『ヒタメン――三島由紀夫が女に逢う時…』文春文庫、2016年11月。ISBN 978-4167907358。 - ハードカバー版(雄山閣)は2011年12月 ISBN 978-4639021971
- 伊達宗克『裁判記録「三島由紀夫事件」』講談社、1972年5月。NCID BN0140450X。
- 徳岡孝夫『五衰の人――三島由紀夫私記』文春文庫、1999年11月。ISBN 978-4167449032。 - ハードカバー版は1996年11月 ISBN 978-4163522302
- 宮崎正弘『三島由紀夫の現場』並木書房、2006年11月。ISBN 978-4890632077。
外部リンク
[編集]座標: 北緯35度39分59.4秒 東経139度45分24.6秒 / 北緯35.666500度 東経139.756833度