アドリアーン・コールテ
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アドリアーン・コールテ Adriaen Coorte | |
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『苺のある静物』 マウリッツハイス美術館蔵 | |
生誕 |
1665年頃 ミデルブルフ |
死没 |
1707年以降[1] ミデルブルフ |
アドリアーン・コールテ (Adriaen Coorte) はオランダの画家。比較的小さな静物画で知られている。
生涯
[編集]コールテの生涯についてはほとんど情報がないが、ミデルブルフで1683年頃から1707年頃まで活躍し、聖ルカ組合の一員であったことは記録に残っている。1680年頃、アムステルダムにてメルヒオール・ドンデクーテルの弟子となっているが、1683年頃にはミデルブルフに戻り工房を構えた。
コールテはベリー類やアスパラガス、貝といった題材を好んで描いた。また、17世紀の手法としては珍しく、板に紙を張ったものの上に描いた作品も多い。コールテの作品は60点あまりが現存している。
主な作品
[編集]- アスパラガスとレッドカラントのある静物 Still Life with Asparagus and Red Currants (1696) - 34×25 cm、ナショナル・ギャラリー、ワシントンDC
- ヘーゼルナッツのある静物 Still Life with Hazel-nuts (1696) - 16.5×20 cm、アシュモリアン美術館、オックスフォード
- アスパラガスのある静物 Still Life with Asparagus (1697) – 20×20.5 cm、アムステルダム国立美術館、アムステルダム
- 束ねられたアスパラガス A bundle of asparagus (1703) – 30×23 cm、フィッツウィリアム美術館、ケンブリッジ
- 苺のある静物 Still life with wild strawberries (1705) - 16.5×14 cm、マウリッツハイス美術館、ハーグ
- 5つの貝殻 (1696) -15.5×22cm、ルーヴル美術館
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アスパラガスとレッドカラントのある静物
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貝殻のある静物画
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ペリカンと水鳥
脚注
[編集]- ^ 小林頼子『花と果実の美術館 名画の中の植物』八坂書房、2010年、96頁。ISBN 978-4-89694-967-4。