ヨーク半島
ヨーク半島 南オーストラリア州 | |
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半島内に位置するアードロッサンの町 | |
座標 | 南緯34度21分0秒 東経137度37分0秒 / 南緯34.35000度 東経137.61667度座標: 南緯34度21分0秒 東経137度37分0秒 / 南緯34.35000度 東経137.61667度 |
人口 | 25,143 (2005)[1] |
創立 | 1840s |
地域自治体 |
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州選挙区 | ゴイデル |
代議院選出地区 | グレイ |
ウェブサイト | ヨーク半島 |
ヨーク半島(英語: Yorke Peninsula)とは、オーストラリア南オーストラリア州、アデレードの西側にある半島である。西側にスペンサー湾、東側にセントビンセント湾を臨んでおり、インベスティゲーター湾を挟んでカンガルー島と向かい合っている。数理的位置では南緯34度21分 東経137度37分 / 南緯34.350度 東経137.617度に位置している。
概観
[編集]ヨーク半島の名はマシュー・フリンダースによって与えられた。名称はチャールズ・フィリップ・ヨークに由来している。フリンダースはフランスの探検家であるニコラ・ボーダンに僅かの差を以て早く発見した。
1840年前後まではこの地に白人の集落は無く、ヨーク半島はナルンガ人の土地であった。今日でも、ナルンガ人の子孫は、メートランドのナルンガ・アボリジニー普及機構の援助を受けたり、ポイント・ピアースのコミュニティの中で暮らしたりしてヨーク半島に居住している。
コッパー・コーストに属するカディナ、ムーンタ、ワラルー等を含んだこの半島圏の大都市は、メートランド、ミンラトン、ヨークタウン等が挙げられ、また港町であるアードロッサンも挙げられる。いくつかの小さな町も釣りの名所として知られており、休日にはアデレードを中心に観光客がやってくる。また、半島の南西端はインネズ国立公園に指定されている。
ヨーク半島はオオムギの生産地としても知られている。この土地には鉄道が通っていないため、歴史的に生産物は海運で運ばれた。そのため、半島の海岸沿いにある小さな町の多くは波止場を有している。かつてはケッチやスクーナーが入港していたが、後に蒸気船となった。道路網が発達すると、トラックが輸送手段となり、海運は廃れた。だが、1970年には深い港が半島の南東端に近いポート・ギレスに出来、それ以外の地域ではほぼ全てが陸運へ転換した。その他、海運が使われ続けた地域としては、ワラルーやアードロッサンが挙げられ、これらの港はアリウム社のドロマイト輸送に使われた。オーストラリア小麦局の集散所はメートランドにあるが、海運で辿り着く事は出来ない。
地形
[編集]この地域はヨーク地塁としても知られている。ヨーク地塁は南オーストラリア・シャッター・ベルトとは異なり、オーストラリア楯状地の一部となっている。また、エアー半島とともに、エアー・ヨーク・ブロック生物圏区にも指定されている。
交通
[編集]Sea SA Car & Passenger Ferriesがワラルーとエアー半島のコーウェルに近いラッキー湾の間を結んでいる。
有名人
[編集]政治家
[編集]- ジョン・オルセン - 元南オーストラリア州知事
スポーツ
[編集]- リチャード・チャンピオン - サッカー選手
- アダム・グーズ - オージーフットボール選手
- ベルニー・ヴィンス - オージーフットボール選手
- サム・ヤコブス - オージーフットボール選手
- スコット・マクマホン - オージーフットボール選手
- フィオーナ・ポイントン - ネットボール選手
その他
[編集]- フィオーナ・オラフリン - コメディアン
- エミリー・タヘニー - 女優
- ルーニー・タヘルニー - 音楽家[2]
- ハリー・バトラー - パイロット
- アルビー・マンゲルス - 冒険家
ギャラリー
[編集]-
ステンハンス湾の波止場
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ムーンタの学校
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風車
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アードロッサンの波止場
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ムーンタ鉱山
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夜の海岸
参考文献
[編集]- ^ “Population health profile of the Yorke Peninsula”. 29 May 2012閲覧。
- ^ Ronnie Taherny