インドオオノガン
インドオオノガン | |||||||||||||||||||||||||||
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インドオオノガン Ardeotis nigriceps
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保全状況評価[1][2][3] | |||||||||||||||||||||||||||
CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) ワシントン条約附属書I
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Ardeotis nigriceps (Vigors, 1831)[3] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
インドオオノガン[4][5] | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Great Indian busterd[3][4][5][6] Indian busterd[3][4] |
インドオオノガン (印度大野雁、Ardeotis nigriceps) は、鳥綱ノガン目ノガン科オオノガン属に分類される。別名インドノガン[4][6]。
分布
[編集]形態
[編集]全長オス120センチメートル、メス90センチメートル[4]。体上面は黄褐色で、黒い斑点が入る[4]。顔から頸部・腹部にかけては白い[4]。雨覆や風切羽の先端は白い[4]。
後肢の色彩は淡黄色[4]。
オスは頭頂が黒く、胸部に黒い横縞が入る[4]。種小名nigricepsは「黒い頭の」の意。メスは頭頂が褐色[4]。頸部は灰色[3][4]。胸部の横縞は不明瞭か[4]、横縞がない[3][6]。
生態
[編集]草原や半砂漠地帯などに生息する[4]。農耕地に飛来することもある[6]。
バッタ類やコガネムシ類などの昆虫、小型哺乳類、植物の根、イチゴ類などの果実、穀物などを食べる[4]。
繁殖様式は卵生。繁殖期はインドでは雨季にあたる3 - 9月で、雨量が少ない年には繁殖しない[6]。オスはディスプレイ場に集まり。1羽のオスが複数のメスと交尾を行う[4][6]。地面を掘っただけの窪みを巣にする[4]。1回に1個(まれに2個)の卵を産む[3][4][6]。抱卵と育雛はメスのみが行う[4][6]。雛は孵化してから1か月ほどで飛翔できるようになる[4]。
人間との関係
[編集]農地開発や採掘・道路建設・植林などによる生息地の破壊、農薬による影響、家畜による巣の踏み付け、電線による衝突死、食用の狩猟やスポーツハンティングなどにより生息数は激減している[3]。1975年のワシントン条約発効時にはワシントン条約附属書IIに、1979年にはワシントン条約附属書Iに掲載されている[2]。1969年における生息数は1,260羽、2008年における生息数は300羽と推定されている[3]。2012年の調査で89羽、2015年の調査では40羽の確認が報告されている[3]。
出典
[編集]- ^ Appendices I, II and III<https://cites.org/eng>(Accessed 20/02/2018)
- ^ a b UNEP (2018). Ardeotis nigriceps. The Species+ Website. Nairobi, Kenya. Compiled by UNEP-WCMC, Cambridge, UK. Available at: www.speciesplus.net. (Accessed 20/02/2018)
- ^ a b c d e f g h i j k BirdLife International. 2017. Ardeotis nigriceps. The IUCN Red List of Threatened Species 2017: e.T22691932A118025435. doi:10.2305/IUCN.UK.2017-3.RLTS.T22691932A118025435.en, Downloaded on 20 February 2018.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 百瀬邦和 「インドオオノガン(インドノガン)」『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ4 インド、インドシナ』小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著、講談社、2000年、177頁。
- ^ a b 山階芳麿 「インドオオノガン」『世界鳥類和名辞典』、大学書林、1986年、26-27頁。
- ^ a b c d e f g h 森岡弘之 「ノガン科の分類」『世界の動物 分類と飼育10-II (ツル目)』黒田長久、森岡弘之監修、東京動物園協会、1989年、96-113,159頁。