ディオンコフィルム科
ディオンコフィルム科 | ||||||||||||||||||
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Triphyophyllum peltatum
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Dioncophyllaceae Airy Shaw, 1951[1] | ||||||||||||||||||
タイプ属 | ||||||||||||||||||
Dioncophyllum Baill. | ||||||||||||||||||
属 | ||||||||||||||||||
ディオンコフィルム科(ディオンコフィルムか、学名 : Dioncophyllaceae)は、 被子植物の科であり、西アフリカの熱帯雨林に自生する。
最も近縁の科は、 ツクバネカズラ科(Ancistrocladaceae)である。両科とも 1998年、ナデシコ目に移動された。このクレードにはモウセンゴケ科、ウツボカズラ科、ドロソフィルム科(これらは食虫植物である)が含まれている[2]。
ディオンコフィルム科の植物は、つる植物であり、鉤あるいは巻きひげを使ってよじ登る。食虫植物のトリフィオフィルム・ペルタトゥム(Triphyophyllum peltatum)のほか、ハブロペタルム・ダウェイ(Habropetalum dawei)とディオンコフィルム・トロニイ(Dioncophyllum thollonii)が存在する。
分類の歴史
[編集]クロンキスト体系(1981年)では、スミレ目に属していたが、2003年に発表されたAPG IIでは、ナデシコ目に属している。
形態
[編集]ディオンコフィルム科には3属3種の植物が属している。いずれも、木本性つる植物で、約40mの高さの林冠まで達し、つるの長さはおよそ70mになる。つるは普通無毛である。 花は頂生または腋生する。集散花序となり、多いときは40個の花がつく。両性花で放射相称、白色の花弁を5枚つける。花弁は倒卵形で、長さ約2cmである。果実は直径10cmほどで、裂開し、1〜2個の種子がある。 葉は、互生、単葉で、長さ3 - 10cmの短い葉柄がある。2種類の葉があり、生える箇所によって形態は異なる。つるの基部に生える葉は、葉身が革質でふつう長さ約45cm、幅約3cmの帯状になる。その葉脈は羽状で全緑である。一方、長くよじ登るつるの箇所に生える葉は、長楕円形で先端に突起があり、2つの曲がった鉤がある[3]。
脚注
[編集]- ^ Dioncophyllaceae
- ^ Cuenoud, P.; Savolainen, V.; Chatrou, L. W.; Powell, M.; Grayer, R. J.; Chase, M. W. (2002), “Molecular phylogenetics of Caryophyllales based on nuclear 18S rDNA and plastid rbcL, atpB, and matK DNA sequences”, American Journal of Botany 89 (1): 132, doi:10.3732/ajb.89.1.132
- ^ Martin Cheek「ディオンコフィルム科」『朝日百科 植物の世界』 6 種子植物 双子葉類、朝日新聞社出版局、1997年9月、306頁。ISBN 978-4023800106。
外部リンク
[編集]- Dioncophyllaceae in L. Watson and M.J. Dallwitz (1992 onwards). The families of flowering plants: descriptions, illustrations, identification, information retrieval. Version: 30 May 2006. http://delta-intkey.com
- NCBI Taxonomy Browser