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2,6-ルチジン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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2,6-ルチジン
2,6-ルチジンの構造式
IUPAC名2,6-ジメチルピリジン
別名ルチジン
α,α'-ルチジン
分子式C7H9N
分子量107.15
CAS登録番号108-48-5
形状無色液体
密度0.9252 g/cm3, 液体、20 ℃
融点−5.8 °C
沸点144 °C
SMILESCC1=CC=CC(C)=N1
出典[1]

2,6-ルチジン (2,6-lutidine) は、天然に産出する複素環式化合物のひとつ。コールタール骨炭に含まれる塩基性の成分中から単離された[1]ピリジンの 2,6位が2個のメチル基で置き換わった構造を持つ。ピリジンに似た臭いを持つ無色の液体。

有機合成において 2,6-ルチジンは、立体障害のために求核性が低い塩基として用いられる。例えば、トリアルキルシリルトリフラートでヒドロキシ基をシリルエーテルとして保護する場合などが挙げられる。

関連化合物

参考文献

  1. ^ a b Merck Index, 11th ed., 5485.