3C 48
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3C 48 | ||
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観測データ(元期J2000)
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星座 | さんかく座 | |
見かけの等級 (mv) | 16.06[1] | |
視直径 | 0.6´×0.5´ | |
分類 | QSO[1] | |
天文学上の意義 | ||
意義 | 初めて発見されたクエーサー | |
位置 元期:J2000.0 | ||
赤経 (RA, α) | 01h 37m 41.2971s[2] | |
赤緯 (Dec, δ) | +33° 09′ 35.118″[2] | |
赤方偏移 | 0.367[1][2] | |
距離 | 46億9000万光年 | |
物理的性質 | ||
色指数 (J-H) | 0.779 ± 0.064[2] | |
色指数 (H-K) | 1.087 ± 0.058[2] | |
他のカタログでの名称 | ||
3C 048[1], 3C 48.0, 4C 32.08, B2 0134+32, 2MASS J01374130+3309350, QSO J0137+3309, QSO B0134+3254, RX J0137.6+3309, 1RXS J013741.7+330931, PG 0134+329, 2E 444, LEDA 73991, IRAS 01348+3254[2] |
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■Template (■ノート ■解説) ■Project |
3C 48は、地球から見てさんかく座の方向に地球から46億6200万光年離れたところにあるクエーサーである。初めて発見されたクエーサーである。
3C 48はアラン・サンデージによって1960年に発見された[3]。電波源は1950年代の終わりから1960年頃までに数百個発見されていて、3C 48も電波源として発見されていた[3]。しかし3C 48は、可視光で対応できる天体として初めて関連付けられた天体である[3]。3C 48はスペクトル観測により、暗く青い変光星として見えた。しかし、3C 48のスペクトルには、正体不明の幅の広い輝線が多く含まれており、この奇妙なスペクトルの起源を当時説明する事は出来なかった。しかし、1963年に3C 273という電波源からも奇妙なスペクトルが発見され、大きな赤方偏移をしている事が発見された。3C 273は、後にクエーサーとして分類された最初の天体となった。よって3C 48は初めて発見されたクエーサーであるが、初めてクエーサーと確認された天体ではない。
3C 48の赤方偏移の値はz=0.367であり、地球から46億9000万光年離れている。後退速度は約秒速10万kmであり、光速の3分の1の速度で我々から遠ざかって見える。これほど大きな赤方偏移の値は1982年まで発見されていない[4]。ただし、1960年当時最も大きな赤方偏移の値は3C 295のz=0.46171である[5]。