2023年タイ総選挙
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2023年タイ総選挙(2023ねんタイそうせんきょ、タイ語: การเลือกตั้งสมาชิกสภาผู้แทนราษฎรไทยเป็นการทั่วไป พ.ศ. 2566)は、タイ王国の下院にあたる人民代表院の議員を選出するために実施された総選挙。投票は2023年5月14日に行われた。
概要[編集]
2014年に起きた軍事クーデターにより、タイでは親軍政権が続いてきた。今回の総選挙では、クーデターで政権を追われたタイ貢献党(タクシン派)が政権を奪還し、政権交代がなされるかが注目された[1]。
前回2019年の選挙ではタイ貢献党が第1党となったものの、第2党となった親軍政党の国民国家の力党が少数政党と連立政権を形成した。プラユットが引き続き首相を務めることになり、事実上の軍事政権が維持されることとなった[2]。しかし、プラユット自身はもともと国民国家の力党の党員ではなく、党内には対立する一派もあった。このためプラユットは同党に見切りをつけ、2021年には自身の支持者らが結成したタイ団結国家建設党に入党した。国民国家の力党は、プラユットの陸軍時代の上司だったプラウィット副首相を首相候補として今回の選挙に臨み、親軍政党は分裂選挙の様相を呈した[3][4]。
タクシン派のタイ貢献党は、タクシン元首相の次女であるペートンタン・シナワットを首相候補として、9年ぶりの政権奪還を目指した。政党支持率の動きとしては、タイ国立開発行政研究院(NIDA)が実施した世論調査で、2020年以降は一貫してタイ貢献党が首位を走っていた。しかし、政権奪取のためには親軍政党との連立も模索していると見られたこともあり、終盤には支持率が伸び悩むこととなった[5]。また前回選挙で第3党となった新未来党は、2020年に憲法裁判所から解党命令が出されていた。解党後に残った同党の所属議員は前進党を設立し、ピター・リムジャロェーンラットが党首に就任。徴兵制の廃止等を公約に掲げ、支持率を伸ばした[6]。
選挙データ[編集]
投票日[編集]
改選数[編集]
- 500
- 小選挙区:400
- 比例代表:100
選挙制度[編集]
選挙結果[編集]
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脚注[編集]
- ^ “タイ総選挙直前プレビュー親軍政権からの政権交代は起きるのか?”. 丸紅経済研究所 (2023年5月11日). 2023年8月1日閲覧。
- ^ “【詳しく】“微笑みの国”タイで政権交代?総選挙の注目点は?”. NHK 2023年8月1日閲覧。
- ^ “クーデターから続く軍主導の政権どうなる? タイ下院解散、総選挙へ”. 朝日新聞. (2023年3月20日)
- ^ “タイのプラユット首相が最大与党PPRPと決別、新党UTNへの参加を正式表明”. 東京新聞. (2023年1月10日) 2023年8月1日閲覧。
- ^ “タイ総選挙まで1週間を切るなか、反軍・民主派が猛追する動き”. 第一生命経済研究所 (2023年5月8日). 2023年8月1日閲覧。
- ^ “改革望む声で躍進=「再解党」懸念も―第1党の前進党・タイ総選挙”. 時事通信. (2023年5月15日) 2023年8月1日閲覧。