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黄土の旗幟のもと

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

黄土の旗幟のもと』(こうどのきしのもと)は、皇なつきによる日本漫画作品。『ミステリーDX』増刊「歴史ロマンDX」(角川書店)に連載されていた。

国の未来を憂う杞県挙人[1]李信李自成と出会い、その軍に身を投じ、洛陽を落とすまでを描く歴史漫画である。

登場人物

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李戴之(りたいし)[2]
主人公。字を李信(りしん)、後に李巌(りがん)と名を改める。
重税で飢える民を救済し、人望が厚い挙人。暴力で物事を解決することを嫌う。妻・淑艶は、反乱軍と見なされている李自成の軍に加わることに反対し、首を吊って自殺してしまう。
紅娘子(こうじょうし)[2]
盗賊や民を苦しめる役人を懲らしめる義侠心に溢れる娘。李信が軍に入ったのを機に自らも軍に入った。
李侔(りぼう)
字を斉修(さいしゅう)。李信の実弟。
宋(そう)
杞県を治める地方官。困窮に喘ぐ民たちの減税を訴える声に耳を貸さない。
李自成(りじせい)
通称・闖将(ちんしょう)。新しい国作りを考えており、民衆の人望厚い李信を自軍に招く。
郭鵬樹(かくほうじゅ)
洛陽の通伴[3]。李信の親友であり、淑艶の兄。李信が李自成の軍に入ったという噂は間違いで、人質に取られているのだと思い、自成に降伏を促しに軍へ赴く。

関連項目

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書誌情報

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脚注

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  1. ^ 郷試に合格し、科挙の受験資格を得た者。
  2. ^ a b 実在するとされてきたが、近年の研究では初の小説で創作された架空の人物である可能性が高くなった。
  3. ^ 州の財政を司る。